タクシーに乗車した日本人女性が被害に遭った強制わいせつ事件
5月下旬午前2時過ぎにブリスベンでタクシー(マクシーMaxi)に乗車した20歳代学生の日本人女性が、同乗した友人が途中で同タクシーから降りた後、運転手から助手席に座るように促され、助手席に移動すると、走行中の車内で「ボーイフレンドはいるのか」「彼とはセックスをしているのか」「どういうふうにやるんだ」など卑猥な質問をされました。被害者に話しかけているうちに運転手は、「いい胸をしているな」とつぶやくなど、次第に興奮してくる様子がはっきりと見られたため、被害者は嫌悪感と同時に恐怖感を覚え、タクシーが自宅前に着いた際には釣り銭も受け取ることなく、急いでタクシーを降りました。被害者は急いで自宅に通じるドアから入ろうとしましたが、運転手は被害者の後を付けてきていて、やにわに後ろから抱きつき、被害者の体に触れるなどのわいせつ行為に及びました。被害者は懸命に抵抗して犯人を押しのけ、ドアを閉めましたが、犯人はドアに片腕をはさんで中に入ろうとしていたとのこと。深夜過ぎの人通りが途絶えた場所で、強姦事件などに発展した可能性も十分考えられた状況でした。 この事件の犯人であるタクシードライバーは、まだ警察に逮捕されていません。犯人の人相や特徴などは次のとおりです。
●肌が浅黒く髪が黒い中近東、南西アジア系 ●話す英語にも中近東、南西アジア系のなまりがある ●年齢:30歳代後半から40歳代前半位 ●身長:170~175cm位 ●体格:中肉または小太り
このような事件の被害を防止するため次の点に注意してください。
(1)可能であれば家族や友人に迎えに来てもらうなど安全な交通手段を確保するように心掛ける。 (2)帰宅時間が遅くならないよう注意し、女性が単独でタクシーに乗ることを極力避ける。 (3)タクシーを利用する場合はあらかじめ予約を取り、運転手の名前、タクシーのナンバーを確認する。 (4)タクシー乗車中は助手席に座ることを避ける(当地の習慣よりも安全の方が大事です)。 (5)肌を露出した服装をしない。 (6)必要外の会話を避け、また上記の事件のように非常識な質問などを受けたら相手にしない。 (7)危険を感じたら自宅に向かうことを避け、交通量の多い場所に向かうよう要求する。
外国人殺害を促すウサマ・ビン・ラーディンによると見られる声明と日本人を巻き込むテロ攻撃の脅威
(1)5月6日付けのカイロ電他は、ウサマ・ビン・ラーディンによるものと見られる音声テープがイスラム系のウェブサイトに掲載された旨報じています。このテープの内容には、日本国民を殺害した者に対して褒賞が約束される内容も含まれているとされ、要旨は以下のとおりです。
●米国は、イスラム戦士を殺害した者に多くの褒賞を約束した。我々アル・カイーダも、占領者であるブレマー(暫定施政当局行政官)或いはイラク駐留の司令官等を殺害した者には10kgの金(gold)を与える。 ●アナン国連事務総長や国連機関の長、ブラヒミ特使のような代表者を殺害した者に対しても10kgの金を与える。 ●米国や英国のような(国連安保理の)拒否権を有する国の国民を殺害した者には、1kgの金を与える。 ●日本やイタリアのような国連安保理の奴隷になりイラクにいる国の国民を殺害した者に対しては、500gの金を与える。
(2)5月29日、サウジアラビアのアル・コバルにおいて、外国人が居住するコンパウンド(集合住宅地域)に対する襲撃事件が発生した 際には、武装勢力の2人が日本人駐在員の住居に侵入し、偶然居合わせたコンパウンドの作業員が銃撃されました。また、5月27日(現地時間)イラク、バグダッド近郊のマフ ムーディーヤにおいて、日本人2名が乗った乗用車が襲撃を受ける事件が発生しており、この事件でも犯人は日本人に対して激しい銃撃を実行しています。
(3)これら事件の背景は明らかになっていませんが、日本が直接の攻撃対象として名指しされていること、またオーストラリアでもテロ活動の準備をしていた複数の人物が逮捕されていることに鑑み、テロ攻撃など不測の事態に巻き込まれることのないよう以下の点に十分注意して下さい。
●テロに関する最新の関連情報収集に努める。 ●テロの標的となる可能性がある施設等の危険な場所にはできる限り近づかない。 ●大勢の人が集まる場所では警戒する。 ●周囲の状況に注意を払う。 ●テロ事件が発生した場合の対応について日頃から考え準備しておく。
