ノートパソコンを狙った侵入窃盗事件
(1)発生事例
(イ)平成16年(2004年)12月17日午前から夕方までの間、ローガンに在住する永住者の邦人女性(年齢30歳代)は、外出中自宅2階の窓から何者かに侵入され、ノートパソコン1台(24万円相当)その他貴金属等を窃取された。
(ロ)平成16年(2004年)12月23日午前から午後までの間、ブリスベンに在住する留学生の邦人女性(年齢20歳代)は、外出中アパート出入口の施錠したドアから何者かに侵入され、ノートパソコン1台(14万円相当)その他を窃取された。
(2)注意事項
日本人が被害に遭うノート型パソコンを狙った窃盗事件は、昨年12月から現在にかけてブリスベンシティー、スプリングヒル、セントルシアなどで続発しており、上記のようにローガン市においても発生が報告されています。犯行の特徴としては、すべての被害事件が日中に敢行されている点、鍵を破壊して居宅内に侵入している点の2点です。前回の安全対策情報(窃盗事件の被害防止:第2回)では、日中にも窃盗事件が多発しているので、出入口、窓には固定された防犯用網戸かグリッドを設置することが必要であることをなどについてお知らせしましたが、上記の実例も踏まえ、今回も同様の注意を喚起したいと思います。
上記(ロ)では、施錠したアパート出入口のドアから被疑者に侵入されていますが、アパートの玄関などでよく使われているシリンダー錠は構造的に弱く、ノブに衝撃を与えたり、鍵穴に針金を差し込むだけでも開いてしまうことがあるので、外鍵としては不適当であることを指摘します。また、上記事件の被疑者は現在未検挙で今後も同様の被害が発生する可能性が考えられますので、十分注意してください。
「無料英会話レッスン」の広告を利用した強姦、脅迫事件
無料英会話レッスンの広告を見て応募した日本人女性が、刑事事件などの被害に遭う事案がゴールドコースト周辺で発生しています。
どの事件も被疑者は豪国籍の男性で、犯行の手口としては数回無料のレッスンを行い、その後自宅でレッスンをしようと被害者を誘い、性的関係を強要したり、強姦を企てたりするものです。被害事例の中には、被疑者との性的関係を断ったところ、その後長期間にわたって執拗に脅迫の電話やEメールを送信されたケースもあります。無料でレッスンを受けられるのは確かに良い話のようではありますが、上記のような事件が発生しているのが実状です。授業料を負担して正規に登録されている語学学校で勉強する方が間違いがないと思われます。
最新の公式資料(日本は平成16年中の資料、QLD州は2002年から2003年の資料)によれば、クイーンズランド州における強姦事件の発生率(人口10万人当たりの発生件数)は日本国内の15倍となっております。また、当館が情報収集した結果によれば、当州内の強姦事件の被害者総数に占める日本人女性の割合は、3%程度と試算されます。
以上のことから、クイーンズランド州に在住する日本人女性が置かれた治安面の環境は、日常生活において、一人一人が危険を察知し、回避しようとする努力を習慣付けなければならない深刻な状況であることを警告します。
