ブリスベン総領事館からのお知らせ - 在ブリスベン日本国総領事館 - Dengon Net

ブリスベン総領事館からのお知らせ

2005-03-15

誘拐事件を偽装した振り込め詐欺事件に関する注意

1.事件の概要

平成17年(2005年)1月26日(水)午前9時半頃、ケアンズを観光している日本人女性(年齢20歳代)の高知県に在住する家族(両親)あてに電話がありました。 はじめに「お母さん、助けて。お父さん、助けて。」と被害者の長女を演じる女の被疑者が泣きながら助けを求め、電話に出た父親が長女本人かどうかを確かめる暇もなく、続いて標準語を話すヤクザの様な口調の男が、「お宅の娘に車をぶつけられたんで、誘拐して車で連れ回している。200万円払え。」と脅迫しました。父親が、「そんな金ない。」と言うと、男は「親分に相談する。」と言って電話を切り、再度電話をかけ、「50万でいい。」と要求し、現金振込先の東京都内に所在する金融機関名と口座番号を指定しました。心配した家族は、被疑者の指示に従い、50万円を指定された口座に送金しました。 被害を受けた家族とケアンズを旅行中の長女との連絡が取れ、無事に旅行していることが確認されたのは、同日午後4時頃でした。

2.被害防止のための注意事項

平成16年中日本国内で発生した、おれおれ詐欺などを含めた振り込め詐欺の認知件数は約25,000件、被害総額は283億円以上に上っています。今後は、国内での取締りや金融機関の防犯体制が強化されていること等もあり、本件のように海外に滞在する日本人またはその家族を狙った事件が増加することも予想されます。従って、振り込め(おれおれ)詐欺は決して他人事ではなく、自分自身に対しても起きる可能性があることを認識し、以下の事項に注意してください。

(1)「振り込め」の要求があった場合には、即座に現金を支払うことを避ける。

(2)誘拐が事実であっても、あるいは誘拐に見せかけた詐欺であっても、相手は組織的、計画的に犯行に及んでいるため、一家族で対応するのは困難です。警察、当総領事館に通報、相談することを勧めます。日本の警察には、誘拐、恐喝、詐欺等罪種ごとに専門に捜査している部署(係)があり、相談をすれば、有効な助言を得ることが期待できます。

(3)海外で滞在、旅行する場合、予め緊急連絡先、宿泊先の所在地や電話番号、旅程等を家族に知らせておき、滞在先、旅程等が変わった場合にはその都度家族に知らせる。

(4)3ヶ月以上滞在する場合には在留届を提出し、記載内容に変更があった場合、帰国する際には必ず連絡する。