治安状況
ビクトリア州
全体的な治安は安定していますが、都市部では、路上窃盗、車上荒し、器物損壊、暴行・傷害、薬物事犯が多く、また周辺部では、侵入窃盗、強盗、車上荒し、自動車盗難などが多く発生する傾向にあります。また、薬物中毒者による薬物購入代金欲しさからの小額現金を狙った強盗事件も多く発生しています。
メルボルン及びその近郊の西側地区は比較的事件の発生が多いようで、在留邦人は南東部や東部地区に多く居住しているようです。犯罪の発生が比較的多いところとしては、サウスメルボルン、フッツクレイ、フィッツロイ、ブランズウィック、コリンウッドなどが挙げられます。
また、チャペルストリート、セントキルダ、ライゴンストリートなどの繁華街も昼と夜ではがらりと様変わりすることから注意が必要です。さらに、シティのゲームセンターではアジア系の若者による薬物の売買が行われているとの風評があり、近寄らないほうが無難です。
南オーストラリア州
南オーストラリア州の治安も安定していますが、過去に日本人留学生が殺害される事件も発生しているほか、銃器を使用した強盗・傷害事件やガソリンスタンドやコンビニエンス・ストアなどを対象とした小額の現金を狙った強盗事件があとを絶ちません。また、最近では若者のギャング集団による武装強盗事件、窃盗事件、自動車泥棒などが続発していることから十分な注意が必要です。
アデレードでは、歓楽街であるハインドリー・ストリートでとくに傷害事件や薬物に絡んだ事件が多く発生していることから、できるだけ避けるようにしてください。
そのほか、アデレードは緑に囲まれた都市ですが、夜間の公園は照明が暗く人通りも極端に少なくなることから、性犯罪や路上強盗の被害が懸念されます。夜間の立ち入りは避けましょう。また、女性が一人でタクシーに乗る場合は、後部座席に乗車するなど性犯罪被害防止に心がけてください。
タスマニア州
タスマニア州においては、これまでに邦人に関わる重大な事件の発生はあまりありませんが、ショッピングセンターなどの駐車場で、ひったくりや車上荒し、侵入窃盗などが発生しています。また、気候の変化が激しいことを背景に大きな自動車事故の報告が目立ちますので、自動車の運転には十分な注意が必要です。
犯罪発生状況
オーストラリアは「安全で治安が良い」とよくいわれますが、果たして本当でしょうか? 当地での犯罪の発生状況は次の表のとおり、決して安全とはいえません。「日本を除く先進国の中では比較的安全である」といえるだけです。この点をよく認識しておくことが肝心です。被害の大半は、ちょっとした注意を払っていれば被害に遭わずにすんだと思われます。
海外では、「自分の安全は自分で守る」ということを自覚したうえで、当地での滞在をエンジョイしてください。
邦人が被害者となった犯罪は、置引きやスリ、ひったくり、車上荒しといった窃盗事件がほとんどですが、最近では、強姦、強盗、暴行・傷害、強制わいせつなどの凶悪事件や薬物事件に巻き込まれる例もあります。
