- 邦人女性被害の強盗事件の発生
メルボルン市内において、邦人女性が、白昼、路上強盗の被害に遭いました。
同女性は背後から襲われ、ナイフを突き付けられて現金を奪われたものです。幸い被害者はかすり傷程度で大きなけがはありませんでしたが、今後も同種の被害の発生が予想されることから、十分に注意をしてください。
今回の被害の状況は、次のとおりです。
10月24日(水)、午後5時20分頃、場所はノース・メルボルン地区、ロイヤル・メルボルン病院から西に約1kmの辺りで、被害者はAbbotsford St.沿いのトラム・ストップでトラムを下車し、自宅に向けO’Shanassy St.を一人で歩いていたところを襲われました。
被害者によると、襲われた場所は、寂しい場所という訳ではなく、人通りもあり、よくあるメルボルンの街角といった雰囲気で、日はまだ高く辺りも明るい状況でした。強盗犯人は、白人の男性で、年齢は20~30歳ぐらい、身長180cmぐらい、体格普通、短髪でサングラスをかけていたとのことです。
被害者が一人で歩いていると、犯人は背後から被害者の首に腕を回し、脇腹に刃渡り20cmぐらいの果物ナイフ様の刃物を突き付け、「5ドルくれ」と被害者に現金を要求してきました。その後、犯人は被害者を近くのカーパーキングまで連れて行き、一旦、そこで被害者を放し、被害者と向き合うような状態になりました。被害者は、全所持金の25ドルを犯人に渡し、それ以上、お金がないことを示すために空になった財布を犯人の目の前に差し出しました。
その後、犯人が更に被害者をカーパーキングの奥の方に連れて行こうとしたところで、被害者は犯人の隙を見て、その場から逃げ出しました。この時、被害者は転んでしまい、犯人に追いつかれましたが、それを振り切り、なんとか犯人から逃げ切ることができました。被害者によると、間一髪であったとのことです。
今回のケースで、被害者の対応が適切であった点として
・所持金を全部渡し、それ以上お金を持っていないことを示すため、犯人に財布を見せている点。
・恐怖の中にも冷静さを失わず、犯人の言うことを聞きつつ、隙を見て犯人から逃げ出した点。
を挙げることができます。今回の事件は、白昼、よくあるメルボルンの街角での被害であり、被害を事前に予防することは困難な状況といえます。また、犯人も身長180cmぐらいの体格で、被害者との彼我の力の差を考えと、被害者が犯人を制圧することは、ほぼ不可能な状況でした。そこで、身の安全を最優先に考え、被害者がとった行動は適切であったといえるでしょう。
このような場面では、犯人の要求を拒み現金を渡さずにいたら、犯人が激昂し、持っていたナイフで刺されてしまう恐れも充分に考えられます。まず、生命の安全を第一に考え、対応することが重要です。また、犯人は路上で待ち伏せていたのではなく、事前に被害者を物色し、トラムから跡をつけてきた可能性もあります。トラムの乗降の際は、不審な者がいないか、絶えずチェックするのも危機管理の一つです。
- わいせつ目的のシェアに注意
わいせつ行為を目的とした日本人女性とのシェアについて、再三にわたり、注意を呼びかけていますが、メルボルンにおいて、わいせつ行為を目的に日本人女性とのシェアを募集する男性が、複数いるようです。シェアを申し込む場合は、次の点に注意してください。
・シェア先に男性一人しかいない場合は、例え相手に「すぐに別の女性が入居する」などと言われても信用しない。シェア先が男性一人の場合は、どのような状況でも、その場で断り、入居しない。
・相手の服装や身なり、職業、入居先の建物の清潔感に惑わされない。
・広告が女性名であったのに、実際には男性とシェアすることがわかった場合は、即、断る。
・シェア相手の行動、言動に少しでも不審点を感じた場合は、シェアを中止する。
・初対面で、やたら体に触れてくる場合は要注意。
・体を触られた、部屋を覗かれたなど軽微なものも含め、性的な被害に遭ったら、被害後できるだけ早く警察に届け出る。
その他、シェアを決める前には条件をしっかりと確認し、契約書を作成するなど、後日のトラブル防止に心掛けてください。中でも、シェアの条件、退出時のボンドの返還などに関するトラブルの相談が多く寄せられています。また、過去に日本人オーナーに関する苦情も、当館に複数寄せられています。
各業者・店舗・団体の方々で、店舗内、あるいはインターネット等の掲示板において、依頼に応じてシェア・メイト募集の広告が掲示されているケースがありますが、性犯罪目的の者や契約上のトラブルが発生するケースが、かなりの件数見受けられることから、当館としては、事後の邦人の安全確保とトラブル防止の面から、シェア・メイト募集に関する広告の掲示は一切取り扱わないことを強くお勧めします。
