(1)これまでにも度々お知らせしていますが、シェアに関するトラブルや相談が多く持ち込まれてきます。中でも多いのが、ボンドの返済を巡るトラブルです。ほとんどの場合、ボンドはボンド協会に納められてはおらず、シェアオーナーまたはリーダー格のシェアメイトがこれを着服し、そのために退去の際に返金を渋ったり、次の入居者を見つけてくるまで返金しなかったり、言いがかりをつけて大きく減額したりと、そのパターンは決まっています。
適正に納めるボンドに対しては、ボンド協会(The Residential Tenancies Bond Authority)から受領証が送られてきます。ボンドを巡るトラブルの場合、いずれのケースも領収書などの関係書類がなかったり、あっても「手書き」の領収書でした。「ボンド」とは、オーナーに払うものではなく上記ボンド協会(RTBA)に供託するものです。トラブルのケースでは、シェアオーナーなどは「ボンド」という言葉を使ってはいますが、これは本当の「ボンド」ではありません。何の根拠もないお金をオーナーに払っていることになります。契約や入居の際には、あなたが支払うお金が本当に「ボンド」なのかどうか、しっかりと確認してください。
(2)シェアに関して次に多いものが、セクハラです。特に、ノース・メルボルンのFlemington Roadのアランと名乗る男については、ここ数年同じパターンのセクハラ行為が報告されています。
その概要をまとめると、次のとおりです。
- 部屋やシャワールームに鍵がついておらず、指摘すると「自分を信じていないのか」と怒り出すが、シャワーを使っている最中に入ってくる。
- 勝手に部屋に入ってきて体をべたべたと触る。
- 友人や男性関係について執拗に性的な質問をする。
- セクハラのために途中退去しようとすると、「お前の仕事ができなくしてやる」などと脅迫したうえ、しつこく関係する場所に押しかけ、周囲に悪口を言いふらす(次の入居者が見つかるまで押しかけてくる)。
- 入居当初、付近の地理を教えてあげると言って、自分の車で無理矢理ドライブに連れて行くが、退去時に「そのときのガソリン代を払え」と言って請求してくる。
- 入居者募集の張り紙を日本語で書かせ、邦人掲示板に掲示しに行かせる、日本人が立ち寄る店などに勝手にシェアメイト募集の張り紙を張っていく、地元英字紙に偽名で広告を載せる、など。
(3)シェアであっても立派な「契約」です。入居前に鍵などの設備面での不安はしっかりと指摘して納得した上で、文書をかわしてシェアしましょう。
また、シェアオーナーやシェアメイトが異性(男性)の場合は、不必要にプライベートなことは話さないなど、警戒した方がいいでしょう。
