メルボルンは安全で治安がよいとよく耳にしますが、本当にそうなのでしょうか? 日本よりはるかに犯罪率が高く、安全とはいえません。
メルボルンカップやクリスマス、年末に向けウキウキした気分になりがちですが、そんなときこそ要注意! 思わぬ事件やトラブルに巻き込まれないためのポイントを、日本国総領事館、事件・事故担当 金子 隆領事にうかがいました。あなたの防犯・安全対策度はどのレベルかチェックしてみましょう!
外出するとき
万一に備え、外出先を家人や友人に告げておきましょう。どこに危険が潜んでいるかわかりません、街頭では常に周囲の様子に注意を払いましょう。
気がつかないうちに、鞄などから財布や貴重品を盗まれてしまうことがあるので、高額の現金・貴重品は持ち歩かないようにし、人ごみの中ではしっかりと身につけておきましょう。財布を手に持って歩いていたら、突然財布を叩き落とされ盗まれたケースもあります。
飲み物に薬物を入れられるケースもあります。自分の飲み物は自分で管理しましょう。
実例1 窃盗・強盗

ATMでお金をおろし、エレベーターに乗ったら、男が乗り込んできて殴られ、財布と携帯を盗られた。
安全対策チェック
ATMの周りに不審人物がいないか確認。
人気のない場所のATMの利用は避け、引き出す金額は最小限にしている。
ATM利用後に、後をつけてくる人がいないか時々確認。
実例2 暴行・傷害

夜、近道をしようとして公園の中を通ったら、襲われけがをした。
安全対策チェック
とくに夜間の一人歩きは避ける。遠回りでも暗いエリアを避け、人や自動車の多い明るい大通りを歩くようにしている。
一人で歩いているときは、人から声をかけられても関わらないようにしている。
周りの状況をいち早く察知できるよう、ミュージック・プレイヤーなどの使用はやめている。
とっさのときは「Help」と言葉が出てこないので、すぐに助けが呼べるよう、防犯ベルや笛などを身につけている。
実例3 置き引き

スワンストンストリートのコーヒーショップでイスの後ろにかけておいたバッグから財布を盗られた。
※スワンストンストリートに面したカフェでは、日本人が狙われるケースが多いです。場所取りのためにイスやテーブルに鞄を置くのはもってのほかです。
安全対策チェック
貴重品の入ったバッグは常に膝の上に置いている。
友達と一緒でも席をはずすときは、自分の貴重品は自分で持っていく。
周りに不審人物がいないか確認している。
実例4 車上荒らし
車の中にi-Potを置いておいたら、窓ガラスが壊されて盗まれた。
安全対策チェック
車内の見えるところには、貴重品や携帯電話、現金を置かないようにしている。
盗難防止アラームを取り付けている。
路上に駐車する際は、明るく人通りの多い場所に駐車している。
実例5 自転車

郊外で暗くなってから自転車に乗っていたら、危なく車にひかれそうになった。
安全対策チェック
夜間、自転車に乗る場合は反射材でできたベストを着用するか、大きなライトを点滅させるなどして車のドライバーに自分の存在をアピールしている。
駐車している車の横を通るときは、ドアが突然開いたりしないか注意している。
必ずヘルメットを着用している。
実例6 車の盗難
駐車していた車のうしろの窓に紙が貼ってあって、ドアをあけたままその紙を確認しようと一瞬外に出た隙に、後ろから来た人に突き飛ばされて、車を盗まれた。
安全対策チェック
安全で明るく人気の多い場所を選んで駐車している。
郊外や人通りの少ない場所では、不用意に車から降りない、人に声をかけられても窓を少しだけ開けて対応している。
たとえ一瞬でも車に鍵をつけたまま、車を離れることは避けている。
留守するとき
スペアーキーは、植木鉢や庭石の下などに隠しておかないようにし、アラームや感知式ライトを設置しましょう。
かかってきた電話には先に名乗らず、呼び出し音は小さくしておきましょう。ラジオをつけっぱなしにしておくなど、留守に思われない工夫を。家電製品などを購入したときは、空き箱はそれとわからないように処理をして廃棄しましょう。
実例1 空き巣1

窓のそばに新品のノートパソコンを置いておいたら盗まれた。
安全対策チェック
外から家の中が見えないような工夫をし、外から見える場所には、高価なものや貴重品を置かないようにしている。
万が一のために、高価なものには保険をかけている。
家電やコンピュータなどは、メーカー、モデル、製造ナンバーなどを控え、盗難された時用リストを作っている。
実例2 空き巣2
タクシーを呼んで空港へ。ドライバーに海外出張と話したら、いない間に売れそうなものはすべて盗られ、数人が寝泊りしていた。
安全対策チェック
自宅からタクシーを呼ぶときは家を特定されないよう、できるだけ家の前でなく、大きな通りや目印になりそうな建物まで出てタクシーに乗っている。
信頼できる隣人や友人に留守中の防犯を依頼している。
長期間留守にしていることがわからないように、新聞や郵便物を止めている。
実例3 空き巣3
隣の家で話込んでいる間に、貴重品を盗まれた。
安全対策チェック
- 短い時間でも施錠はしっかりとしている。
