
ひょっとしてみなさん、指圧といえば親指でグイグイ押して、痛いほど効果があるなんて思っていやしませんか?
それはねぇ、「素人の勘違い」。
グリグリ力任せにツボを圧すんじゃなくて、氷をゆっくりと体温で溶かしていくようなイメージでやるんですよ。力任せでは決して治りっこないですよ。揉み返しとかの原因になり、余計に痛くなっちゃうだけですよ。
お腹が痛いとき、歯が痛いとき、どこかにぶつけたとき、何も考えず、その箇所をやさしくさすってないですか? それだ! それなんだ! 無意識のうちにあんたがやってるそれなんだ! その延長線上にあるのが、今月の特集で私が言いたかったことなんだ! あんたわかるか? 私達の身体ってのは、こんなに素晴らしいんだ!
みなさんの健康と未来に幸多きことを。
目がしょぼしょぼする。頭痛が治まらない。歯が痛くて食事ができない。肩が痛い。胃が痛い。胸がムカムカする。消化不良。下痢でお腹が痛い。便秘でお腹がパンパン。生理痛がひどい。ギックリ腰でびっくり。リウマチ。腕の痛み。手のしびれ。足が痛くて歩けない。頭がすっきりしない。眠くてしょうがない。記憶力を増強したい。食欲不振。ストレスに強くなりたい。眠れない。高血圧。糖尿病。花粉症。貧血。冷え性…。
以上の症状にまったく覚えのない人はいますか? 私達はこれらの症状といつも隣り合わせです。病院に行かず、薬もナシで、これが全部指圧の効果で解消でき、健康を保ち続けることで、毎日が少しだけでも楽しくなれたら、それは素敵ですね。
だからまだ圧しちゃだめだ! まずコリの状況を把握しろ!
現代人のコリは過度な運動による筋肉疲労よりも、コンピューターを使ったデスクワークなどの軽度な負荷を長期的に加えた疲労、および精神的なストレスがほとんどです。そのような深く浸透したストレスは、体内のエネルギーの流れが凍りついたようなもの。デリケートなコリに対しては、力まかせに戦うより、やさしく温めて溶かしてあげる気持ちが大切です。
広く、浅く、そしてやさしくだ、な?
まず、温タオルなどで、つらい部分全体を包んで温めましょう。コリの固まりが少しずつほぐれてきます。掌全体を当て、指先で感じてください。やがてコリの中心が骨の周囲、筋肉のつけ根部分などに浮き上がってきます。
今回紹介するツボはあくまで代表的なもので、実際の位置も個人差があります。体を触っているうちに違和感のある箇所を見付けたら、その周辺を軽く圧さえてマッサージしましょう。それを辛抱強く続けるだけで、ほとんどのコリはほぐれていきます。
さぁ、親指だ。
痛みが和らいで、硬さのメリハリがはっきりしてきた時点で、いよいよ、親指を試してみると効果が出るでしょう。叩いたり、潰したりするより、指をゆっくりと沈み込ませる感覚を試してください。終わったら、再び部分全体を包んで温めます。
ただし、痛みには様々な原因があり、筋肉、血管、骨などの異常が原因で医学的治療が必要な場合もあります。痛みがひどい場合は指圧の前に、専門家の意見を聞きましょう。
頭や首など急所への指圧はとくに慎重に。
指だけじゃないんだ!使えるグッズ
身の周りにあるいろいろなものを使って、簡単マッサージでリフレッシュ。自分では手の届きにくい所などに効果的。
ボールやカップは背中とイスの間、仰向けになって体の下に。タオルで首・頭を包んで、ほかの人にゆっくりゆりかごの要領で揺らしてもらったりと、使い方はあなた次第。新しいマッサージグッズを発見できるかも。
実践 ツボ圧し
ツボ圧しは、正義の味方の「決め技」のようなもの。周到な準備の後で、受け手の反応を見ながら、効果的に行うのがコツです。ツボはスイッチではありません。むやみに押すと逆効果になる場合もありますので、十分注意し、症状に合わせてトライしてください。
把握圧
掌全体をピッタリと密着させ、筋肉をストレッチ、マッサージしながら、ツボを探る。
肘圧
鋭く、力強い圧を狭い範囲に集中できる。
手根圧
掌の下部を用いる。力強い、安定した圧を与えることができる。
拇指圧
ツボを発見後のポイント集中型。ほかの四指も一緒に使う。
