特集:$30以下で学べる 5科目限定 メルボルン課外授業 - 特集:メルボルン - Dengon Net

特集:$30以下で学べる 5科目限定 メルボルン課外授業

2007-10-31

Lesson 3:歴史学

Golden Mile Heritage Trail Guided Tour

feature_sub_03.jpg

1850年代に始まったゴールド・ラッシュ。きらびやかなゴールドは先生にピッタリかどうか? 採点の参考にします。

新しくメルボルンの観光名所になったフェデレーション・スクエアや、ユリーカタワーの話で、ツアーがスタート。ユリーカタワーの赤いラインは、血を表しているって知ってました? ツーリスト・トラムに乗ってイミグレーション・ミュージーアムで下車、ミュージアムの前で、ヤラ川の名前の由来や、当時のヤラ川周辺の様子を聞きました。アボリジニの少年がヤラ川近くの小川のことを「ヤラヤラ(flowing, flowing)」と呼んだことを、川の名前と勘違いしてついたとか。ところで、みなさん、市内の歩道にゴールドの丸い金属が1mぐらいずつ離れて埋まっているのを見たことがありませんか?

実はこの丸、今回巡るHeritageポイントをつなぐ目印だったんです。今まで何も気付かずに通り過ぎていた場所、市内のいたるところに小さな発見がたくさん。ガイドのアニーさんは、元気いっぱいで、歩きながらおもしろそうなもの、歴史あるものを見つけては、説明してくれます。ゴールドラッシュ時代に作られた豪華な建造物はもちろん、都市計画、たとえば、どうしてメルボルンの道路は、150年以上も前に整備されたのに幅が広いのかといった話や、新しく建てられた建造物のことも、おもしろおかしく冗談を交えながら説明してくれます。途中、チョコレートの試食やキャンデイの試食などもあり、ちょっと得した気分になれます。

Lesson 4:文化人類学

Aboriginal Heritage Walk

feature_sub_04.jpg

神聖な気持ちってわかりますか? 自然の声に耳を傾け、脈々と培われた知恵を拝聴する…。 コラッそこ、静かに!

Royal Botanic Gardensを含むビクトリア州中央には、かつてKulinというアボリジニ部族が暮らしており、ツアーの出発点は、彼らのスピリチュアル・エリアとして祭事が行われたオークの大木の下。 “母親方の文化を引き継ぐ”という慣習に従って、昨年9月からガイドを務めているトレバーさんにいわれて目を閉じ耳を澄ますと、風の音さえも神聖に聞こえてきます。バンクシア、ワットルツリーなどを焼べて、一同の体に煙をかけてもらう“歓迎の儀式”が行われると、続いて植物採取や動物狩猟の道具、カンガルーの毛皮や木を使った日用品などが紹介されます。どれもがシンプルかつ実用的で、アボリジニの知恵に感心。

次に、参加者の中から選ばれたスピリチュアル・リーダーを先頭に、ネイティブ植物の説明を聞きながらの散策が始まります。トレバーさんが、“スーパーマーケットへの買出し”と称するとおり、チューインガムあり、紙あり、出産時の鎮痛剤ありと、彼らの多彩な植物の利用法にまたまた感心させられました。レモンマータルのお茶をいただきながら終わる約1時間半のツアー。「我々の土地に来てくれてありがとう」と締めくくる言葉が重く、そしてなぜか切なく感じられ、素直に「アボリジニのことをもっと知りたい、知らなくてはいけない」と、思わずにはいられませんでした。


Lesson 5:食品工学

Foster’s Brewery Tours

feature_sub_05.jpg

どうやってビールができるのか? 考えて飲みなさい! 先生はもうちょっと飲んでいきますので、今日はこれで解散!

1836年に始まった酒造。1907年、今のAbbotsford工場に移り今年で100年。Foster’s Groupはメイン工場をAbbotsfordとQLDに置き、Abbotsfordは、VIC、SA、WA(Perth)、QLDは、QLD、NSW、NT、WA(北)に出荷しています。たとえば同じVBでも、NSWとVICでは味が微妙に違います。これはまったく同じレシピ・製造工程ですが、水が違うからです。これだけは今の技術をもってしても、どうすることもできません。

 材料は基本的に、水・麦・ホップ・イーストの4種類で、製造工程は大きく分けて6段階。ただ単に酔っ払い気味でビールを造っていると思ったら大間違い。製造段階で出る麦殻は、捨てずに牛や馬などの餌として利用し、投入されるイーストも一定量以上残るときは、無駄がないように地元の製パン業者に卸します。設置された機械もドイツ製の最新のものばかり。年に1回、しっかりと整備・点検・機械パーツのアップデートを行っています。その機械で造られる数は、スタビーなら1時間で1,000本、缶なら2,000本。といっても、造りだめして、いつでも出荷できる状態にしているわけではなく、必要に応じて必要な数だけを、フレッシュな状態で製造・出荷しています。
 今飲んでいるそのビールの味が、少し変わったような気がしませんか?