検疫のお話-オーストラリアに持ちこんでいいもの悪い物- - 特集:メルボルン - Dengon Net

検疫のお話-オーストラリアに持ちこんでいいもの悪い物-

2005-12-07

AQISに質問!

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Q 日本食材屋さんで売っている商品なのに、 どうして持ち込めないの?

A のり玉ふりかけやマヨネーズなど、お店の商品とまったく同じなのに! と皆さん、納得できない!と思っているのではないでしょうか。

実は、店頭に並んでいる商品は、輸入時に私たちが受ける検疫検査の何倍もの厳しい検査をパスしているから。例えば『のり玉ふりかけ』。私たちが持ち込む際に粉末卵が何%入っている、などと正確に証明できませんよね。しかし、輸入業者は、どのような素材がどのように加工され、何%入っているかなどの細かい証明書を提出し、輸入許可を取っているのです。

Q 日本人の没収品で多いものは?

A 日本人の没収品で多いものは、カップ麺・マヨネーズ・ふりかけが常にTOP3。 一見、問題がなさそうに見える品ですが、カップ麺には肉、マヨネーズとふりかけには卵が使われています。みなさん、気をつけましょう!

Q 日本人の没収品の多い時期は?

A 没収品の多い時期は、やはり年末年始。人の出入りも多いうえ、クリスマスギフトなどの郵便物も増える時期だから。この時期は、食品のほかリースなどのクリスマス装飾品、正月飾りなどの植物系の没収品も増えるそうです。それでAQISは年末年始を検疫検査強化シーズンにしています。

Q 没収された物品のその後は?

A 物品が検疫上の理由で没収された場合、その物品の受取人には、物品や検疫上のリスクの度合いによって四つの選択肢があります。

  • 物品を安全なものとするための処理を施す(例: 燻 蒸消毒、放射線照射)
  • 輸入許可が提示されるまで、物品を預けておく
  • 物品を海外へ送るか、差出人へ返送する
  • 物品の破壊処理を行う

上記選択肢のうち三つは、小包の受取人による料金支払を条件としています。破壊処理の場合は支払いの必要はありません。また、なんらかの処理を施すことで物品が破損する場合があります。

AQISは破損リスクを最小限に抑えるための努力をしていますが、処置の結果生じた破損については責任を負いません。没収物品は30日間保管されますが、その間に受取人からAQISに連絡のない場合には、物品は処分されます。

Q 破壊処理って、どうするの?

A 破壊処理=焼却処理と思っている方が、多いのでは? 実は、埋めるのです! とても深い穴に処分品を入れ、その上にウッドチップや砂利、砂などの層を何層も作って処理されています。

なぜ、簡単な焼却処分にしないの? と思いますよね。それは、焼却した時に出るガスが有害になる恐れがあるからだそうです。

Q 没収物品にはどんな事例があるの?

A やはり、一番多いものは、食料品の持ち込み。しかも、うっかり鞄に入れっぱなしにしてしまったケースがほとんどだとか。しかし、悪質なケースも稀にあり、こちらは生き物の持ち込みが多いようです。

化粧品の容器に入れられた小さな魚(メダカ)や、ビデオテープのケースにテープに見えるように巻かれた蛇、下着などに忍ばせた食料品など、私たちから見ると、なぜそんなリスクを犯してまで、と思ってしまうようなケースの数々。もちろんこれら悪質なケースは、多額の罰金と犯罪歴が科せられています。

ちなみに、今回取材に応じてくれた、ハンドラーのChelseaさんと検疫犬のBensonくんコンビは、なんとバックパックに入っている生きている鳩を発見! 発見当時、鳩はスヤスヤ気持ちよさそうに就寝中だったそうです。