モダンダンス・デュオ じゃれみさ(砂連尾 理 + 寺田 みさこ) - インタビュー - Dengon Net

モダンダンス・デュオ じゃれみさ(砂連尾 理 + 寺田 みさこ)

2007-04-30
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協調、反発、融合、乖離を重ねながら、どのように存在し合えるのかを、ダンスを通して思考し、表現しています。

メルボルンのダンスハウスと大阪のダンスボックスによる姉妹都市同士のコンテンポラリー・ダンスイベント“Dyuetto”が、3月28日から4月1日まで開催され、大好評で幕を閉じました。日本からの特別招待された”じゃれみさ”のお二人にインタビューをしました。

バックグラウンドは別々

(砂)私達はモダンダンスのテクニックの一つであるリモン・テクニックを共通に学びました。ベースとしては寺田がバレエで、私がモダンダンスに演劇を少々と、バックグラウンドは異なります。振りに関しては各々が自分の振りを自分で考えた上で、構成・演出を共同で行っています。

いわゆる一般的な、一人の演出家のもとで作品制作を進める手法ではないので、当然時間はかかりますし、衝突も度々起こります。しかし、異なるもの同士が、そこで起こる協調、反発、融合、乖離を重ねながら、どのように存在し合えるのかを、ダンスを通して思考しています。

(寺)日本のコンテンポラリー・ダンスはとてもユニークで、たとえばアイデアとコンセプトだけでダンスが成り立つこともあります。しかし、私達はそれを踏まえた上で身体の精度、そして、そこから生まれる表現の強度にこだわりたいと思っています。 ダンスユニットの結成

(砂)今から約20年ぐらい前からでしょうか、ヨーロッパを中心にヌーベルダンスやネオ・クラシックといわれる新しいダンスのムーブメントが出てきました。もちろん私達もそれらに影響を受けました。

とくに現代人の欲求や不満を的確に表現するダンサーといわれているピナ・バウシュの舞台は衝撃的でしたね。そんな影響から、何か劇とダンスが融合した新しい形のダンスがしたくて、ユニットとしてできる相手を探していました。

それで「どうせ組むなら、ものすごくダンスが上手な人と組みたい!」と思い、京都にある石井アカデミー・ド・バレエというバレエ研究所のレッスンで会って、すでに知っていた寺田を誘ってみたところOK。それで「じゃれみさ」が結成されました。

(寺)一昨年前まではデュオを中心に活動していましたが、最近はお互いソロとしての活動もしています。

ようやくメルボルン公演に

(砂)5年前、大阪にあるTORIIホールで行われた「第1回TORII AWARD」において大賞を受賞しました。そのときの受賞記念をここメルボルンでする予定だったのですが、のびのびになってようやく今回、開催する運びとなりました。

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上演内容は当時、京都に住んでいたタスマニア出身のオーストラリア人男性と日本人女性の国際結婚をしたカップルに約1ヶ月間インタビューを行い、それをもとに作った「あしたはきっと晴れるでしょ」という作品です。二人それぞれの動きで生まれる空間や質感をみなさんに感じてもらえたらうれしいです。

普段のトレーニング

(砂)二人のときは主に作品制作・振付作業が中心なので、トレーニングは個人個人、別々の方法で行っています。最近、共に参加している別の現場では、インプロビゼーション(即興)で動いたりしています。自分だけのときは合気道やストレッチをしたりして体を動かしています。

(寺)私は基本的にはバレエのレッスンを継続しています。本当はもっといろいろなトレーニング方を試したいのですが、なかなか時間がなくて・・・。

それから、トレーニングではありませんが、ダンサーにとって身体のケアは大切なので整体や鍼に行きますね。それ以外では、特に食事に気を使うようなことはありません。それでも疲れないのは人一倍、体が丈夫なんでしょうね。たばこも吸いますしね(笑)。

今後の活動

(寺)私はこの後、初のソロ公演をします。6月1日から3日まで東京世田谷にあるシアタートラムで、7月28、29日に滋賀にあるびわ湖ホールで踊ります。

(砂)僕の方は8月に東京の麻布die pratzeで、男性二人に振り付けをする舞台の公演を予定しています。

(寺・砂)これからも人間の新たな関係性を模索した作品を作っていきたいで す。

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砂連尾 理 + 寺田 みさこ(じゃれお おさむ+てらだ みさこ)
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1991年、ユニット結成。砂連尾は大学入学と同時にダンス・演劇を、寺田は幼少よりバレエを始める。 2002年3月「第1回TORII AWARD」大賞、同年 7月「トヨタコレオグラフィーアワード2002」において、「次代を担う振付家賞」及び「オーディエンス賞」を受賞。 平成16年度 京都市芸術文化特別奨励賞。
Web: www4.airnet.ne.jp/jaremisa/