TOKYO SHOCK BOYS/電撃ネットワーク|過激パフォーマンス集団
プロフィール: 1990年、様々なジャンルで活躍していたパフォーマー達が電撃ネットワークを結成。 当初から日本のみならずアメリカやオーストラリアなどでもその過激なパフォーマンスが人気に。 松任谷由実や奥田民生など数々の歌手やタレントなどとも共演、また「FUJI ROCK FESTIVAL」等のロックイベントにも多数出演し、TVコマーシャルやCD等にも活動を広げている。 今回のオーストラリア公演では「Rove Live」などのTVにも出演。
オレら体張って仕事してます。世界中、笑いのセンスは共通だ!
-お疲れ様でした。今日はすごいショーでしたね。いつもあんな過激な内容なのですか?
(南部 以下 南)そうです。楽しかったですか? よかった。やっと海外で日本人に見てもらえました。
(ギュウゾウ 以下 ギ)NY公演では、日本人が一人も見に来ていなかったよ。NYでオレが街を歩いていた時に「私、公演見たいんだけどお金がないので、見にいけないんです」と言われた事もありましたよ(笑)。
-メルボルンは今回で何回目ですか? 印象は?
(全員)4回目か5回目ですね。
(南)オレ、メルボルンが一番好きだよ。オーストラリアの中で一番かっこいい街じゃん。住むのにはきっといい所なんだろうなー。おしゃれだし。
(ギ)これで寒くなかったらいいのになー。
(三五 以下 三)天気悪いよね。
(ギ)でもこれであったかかったら、「お気楽」になっちゃうんだろうけど‥‥。
(三)毎回メルボルンにくるのは、コメディフェスティバルのこの時期なんですよ。残暑も終わって涼しくなる季節だから、そう感じるのかもしれないね。
-日本で受けたネタでも海外では通用しない、逆に海外でウケたネタが日本ではウケないという経験はありますか?
(ダンナ 以下 ダ)たとえば空手の突きのようなネタは日本ではやらないんです。
(南)ギャグのセンスは多分クリケットと野球くらい違うよ。空手の真似で板割りをするじゃない。あのネタなんかは日本ですると……。
(ダ)大変恥ずかしい思いをします!
(南)海外でのネタで「これは面白い」と思って日本に帰って披露すると……。
(ギ)大変怖い思いをします!
(南)日本で作ったネタでは、アディダスとかナイキとか、ルイ・ヴィトンのネタ(※注1)が海外の人にも通じるんですよ。ブランドを知っているというだけでなく、笑いのセンスもつながってきてるんだと思います。そのことを確認したいという気持ちもありますね。TOKYO SHOCK BOYSがやってるのは、体張ったギャグ。だから「痛み」も含めて、世界中の人たちがそのギャグをわかってきているってことは、世界中の笑いのセンスが同じになってきているわけですよ。それを自分達が実感してるときが、すっごい嬉しい。
-オーストラリアでは日本とお客さんの反応やウケは違いますか?
(三)言葉もネタも違うし、客層が違うのでぜんぜん比べようがないけれど……。
(南)違いますね。それと座って見るお客さんと立って見るお客さんの反応は違うと思う。日本は大体立って見る人が多くなってきてる。海外では見せ方も替えますね。
(三)こっちだと完全にコメディなんです。オレ達の事コメディアンとして見てくれているから。日本のお客はどちらかというと、ロックンロールスタイルだからライブ感覚で“ウォー”って熱くなるんだよね。
(南)日本人はあまりコメディが好きではないみたい。日本のテレビでたくさんバラエティ番組やっているけど、実はバラエティが好きなんじゃなくて、タレントさんが好きなのかもしれないと思うよ。
-海外公演での苦労話やよかったことはありますか?
(ダ)いいことなんか何もないですよ。苦労ばっかり。
(南)いやいや、世界でやるってことは大変な事ですよ。でも、世界で売れると日本じゃ売れないですよ。
(ギ)日本のコメディアンもこれから海外に出ると思うけど、いつかオレ達が力尽きて倒れた時に「こんなコメディはTOKYO SHOCK BOYSが最初にやったんだ」と言われると嬉しいだろうな。
(南)あと4年ぐらい後に、世界に”電撃ショックボーイズ”という名前のやつも出てくるんじゃないかなと思いますよ。
(ギ)アメリカなんかじゃ、オレ達が出た後に似たようなことするヤツも出てきたしね。それも嬉しいね。
(南)俺達がやってるのは舞台なんですよ。オーストラリアだとRove LiveのTVなどで取り上げてくれるけど、日本だとなかなかあんな感じのネタ(消火器使用)がTV放映できなくなり始めてるよね。 オーストラリアでもドライアイスネタ(※注2)は真似する人が増えてくるだろうから、できなくなってくるんじゃないかな。できなくなることが多くなってくると、また新しいネタ考えて挑戦しないと。それは、苦労でもあり楽しみでもあるね。
(ギ)それとね、オーストラリアで毎回苦労するのが、動物の持ち込みが厳しいこと。今回サソリはOKだったけど他の国だったら普段日本で使っている動物を連れて行くことができるんですが、ここじゃできないんですよね。
(南)サソリはみんな好きじゃないでしょ。だから使いたい。あれがかわいいウサギだとネタにならないんですよ。(※注3)
-身体を張ったネタには、練習方法はあるんですか?
(南)よく聞きかれるんですが練習方法はないんです。さっきやった●金を鍛えるネタ(※注4)。あれはね、最初のころは手加減ができなくて、失神したり出血したりしましたね。やっと今になって「こうすればいいんだ」ってわかってきました。情けないことに後で自分でマッサージしないといけない。自分しか痛みがわからないです。
(ギ)これ(インタビュー)は外国人向けの雑誌じゃないから発言に気をつけないと。
-毎回エネルギッシュな公演ですが、エネルギーを特続するためにどんなことをしていますか?
(南)よく海外のインタビューでは、“すし”“酒”とか言ったりしますけどね(笑)。そんなわけないじゃん(笑)。
(ダ)でも、それで納得しますからね。 -今までにかなりギリギリの危ない状態になったことってあるんですか?
(南)何度も死にかけたよね。(※注5)
(ダ)ドラム缶でドライアイスを使うネタがあるでしょ。あれで本当に酸欠状態になって失神して失禁までしちゃって。日本の番組の時に初めてやったんですよ。
(南)初めてのネタをする時って、今まで経験したことがないもんだから、どのへんまでやったらいいのか加減がわからないんですよ。本人さえわからない……。
(ダ)オレ達練習しないですからね。
(南)今回も実際始めてみてから、大体こんなショーなんだってわかってきました。
(ギ)今日のあんた(南部)は粘っこすぎるよ!
(南)今日はテンポがすごく良かったね。
(三)やっと初日が出たって感じだね。
注1 アディダス、ナイキ、ルイ・ヴィトンのネタ:手や体を使ってブランドのロゴを形作る。 注2 消火器ネタ・ドライアイスネタ:ビニール袋を被り、中で消火器を噴射したり、ドライアイスと熱湯を混ぜて二酸化炭素を充満させる。 注3 サソリネタ:生きたサソリを口の中に入れる。 注4 ○金を鍛えるネタ:○金で重いものを持ち上げたり、バイクで引っ張ったりする。 注5 何度も死にかけた:良い子は絶対に真似をしないで下さい。
「オーストラリアン・ツアー2004」の様子が見たい人、電撃ネットワークのことを知りたい人は→http://www.t-shock.com

