長澤 政明(Hakubaku Australia Director) - インタビュー - Dengon Net

長澤 政明(Hakubaku Australia Director)

2004-12-24

2004年9月に「Premier’s Food Victoria Awards」を受賞した、はくばくオーストラリアのディレクター長澤氏にお話を伺いました。 革新的な技術の裏側には、麺への思い入れと惜しみない努力が払われていることがわかりました。


乾麺へのこだわりとは?

麺のおいしさを決める最大要因は原料であり、麺作り技術は原料特性を最大限に引き出す努力だと考えています。弊社は1941年創業以来、穀物加工販売会社として成長し、原料選択および原料加工に関するノウハウを長年に渡って深めてきました。 麺作り技術でも業界の常識を破る技術開発を続け、お蔭様で現在では日本国内で乾麺の最大加工業者となっています。

はくばくがバララットにある理由は?

ひとことでいえば、最高の原料を使って最高の麺を作るための最適地がバララットだったというほかありません。 まず「世界で一番日本の麺に最適な小麦は豪州産小麦である」という事実があります。これは、日本産よりも豪州産が品質上優れており、日本で消費される麺、特にうどんの90%以上は、豪州産小麦から生産されていることからもわかります。 弊社は早くから、麺適性が高い豪州産の中でも際立って適性度が高い小麦(品種名:Rosella)があることを発見し、主力生産地ビクトリア州に注目していました。しかし、その小麦は大変希少な品種であり、日本から確保することができませんでした。そのため、約20年ほど前からバララットにある製粉会社に日本式製粉方法の指導を続け、日本の小麦に関する輸入関税制度の見直しがあったことを契機に、小麦産地に近く、高い技術を持った製粉会社のあるバララットに乾麺工場を設立したのです。

「Food Victoria」を受賞されたときのお気持ちは?

受賞そのものは驚きでしたが、州から更なる輸出拡大を期待されていることは光栄であり、緊張感も覚えました。多くの関係者に当該受賞を喜んで頂き、お世話になった方々に少々恩返しができたかなと感謝しています。

現地の方々と一緒に仕事をされてどうですか?

社内および社外ともにチームワークが大切であり、社内ではできるだけフラットな組織を作っています。毎日、私も全身作業着に着替え、朝の挨拶は全員とするように心掛けています。 休日の過ごし方は?

妻、長男6歳、次男4歳、長女1歳の家族構成です。休みの日は子供たちに遊んでもらうことがほとんど。「憎たらしくなる前の貴重な時間」を大切にしています。また、料理の腕を上げたいこともあり、妻にはおだてられてご飯を作っています。子供からの評判は今ひとつですが…(笑)。

これからの抱負をお聞かせください

UDON、SOBAを世界中に広げ、将来本格化するであろう中国産ヌードルとの競争前に、品質を認めてもらえる市場をしっかり築きたいですね。


長澤政明(ながさわまさあき) 1967年生まれ 1994年はくばく入社 1997年はくばく豪州 Factory Manager 2000年同上 Director 山梨県出身