YOEとRAPT!とArtist in Residence - 豪州滞在 いそがばまわれ - Dengon Net

YOEとRAPT!とArtist in Residence

2006-11-08
磯ヶ場

何々、アートスペース・アンド・カフェ…マワルも随分とおもしろい場所を見つけたね。なるほど画廊とカフェが一緒になった店なんだ。

マワル

ね、小さいけどなかなかいいでしょ。いろんな作品が飾ってありますよ。それと磯さん、あちらでお茶してる女性をご紹介します。

磯ヶ場

えっ、女性を?

マワル

はい、こちらは志賀理江子さん、ベルリン在住のアーチストで今はブリスベンにArtist in Residenceとして滞在しているんですよ。

磯ヶ場

おお、何と若くて美しい方! 初めまして磯ヶ場です。

理江子

初めまして。この度メルボルンで開かれる展示会「RAPT!」に出展する作品づくりのためブリスベンに来ています。

マワル

磯さん、一気に緊張してるのがわかりますよ。コーヒー買ってきますか?

磯ヶ場

ああぁ…でもどうしてマワルと知り合いなんだ。ベルリンの人なんだろ?

マワル

理江子さんは愛知県出身で、昨年の愛・地球博でたまたま会ったんですよ。万博も閉幕してもう一年経ちますが、こうして再会できるのはとっても嬉しいです。

理江子

会場はほとんどが解体されて今は「モリ・コロパーク」として再出発しました。もともとあの公園は自然が多くて、私も子供のころはよくホタルを見に行ったんです。

磯ヶ場

ブリスベンにも自然はたくさんありますが、理江子さんの印象はどうですか?いい作品ができそうですか?

理江子

はい、本当に青くて広い空、すごい自然のパワーを感じますね。この街にはとても強いオーストラリアのローカルな空気が残っていると思います。何かユートピアな様な気もするし…いったいアートって何の意味を持つのだろうかって、根幹にかかわる問いを投げかけてくれる場所です。

マワル

そう、明るく陽気なオージーは言葉を変えれば能天気ってことで…

磯ヶ場

君はいいから、ほら早くコーヒー買ってきて。で、その「RAPT!」というのは?

理江子

今年の日豪交流年の一環として開催される日豪現代美術企画展で、アートを通しての交流が目的なんです。

磯ヶ場

でも理江子さん、知らない土地でいろいろ苦労もあるでしょう?

理江子

ええ、すべてが初めての経験なので意気込みすぎちゃって、作品を完成させるための時間が足りない!って感じです。でもマワル君も手伝ってくれるので助かってます。

マワル

磯さん、僕もTAFEでイベント・マネジメントを勉強してるので役に立つ事もあるんですよ!僕自身の勉強にもなりますしね。

磯ヶ場

ブリスベンからどんな作品が生まれるか楽しみだね。理江子さんの作品が日豪の掛け橋になるよう、成功を祈ってビールでカンパイしたいね!

マワル

今、とりあえずコーヒー買ってきますから!

磯ヶ場の ワンポイント・アドバイス

今年はYOE(Year of Exchange)、日豪交流年だ。「日豪友好協力基本条約」締結30周年を記念した年なので、各地でイベントが行われているのはご存知の通り。イベント・マネジメントを勉強中のマワルにとってはまたとない機会だ。日豪現代美術企画展「RAPT!」もそのうちの一つ。理江子さんは日本のモダン・アートを代表する写真作家として招かれた一人で、Artist in Residenceというプログラムのもとブリスベンに滞在して新しい作品づくりに取り組んでいるんだ。「RAPT!」は10月から開催だが、残念ながらそのほとんどがメルボルンなんだ。でも、興味のある人は出かけてみてはどうだろう。今年後半には、オーストラリア最大のモダンアート・ギャラリーがブリスベンにオープンする。この街の文化面での発展を期待したいところだ。

志賀理江子さん
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www.liekoshiga.de