メルボルン日本人学校は、ここオーストラリアにあって、日本の学習指導要領に基づいた「確かな学力」を身につけることができる学校、日本語を確実に習得できる学校、また、日本人としての誇りや自覚をもって国際社会を生きていく人材を育てる学校として、その存在意義はますます大きくなっているように思います。
本年度を終えるにあたり、本校が特に力を入れてきたことやその取り組みについてご報告しておきたいと思います。
「確かな学力」をつける教育
学力には基礎的・基本的内容についての学力と問題解決的な学力の両面があります。変化の激しい時代には、自ら学び続ける力、問題を解決する力を育てておく必要があるということで、現行学習指導要領は問題解決能力の育成に力点をおいています。本校は、このような時代の要請を十分に認識し、バランスのある教育課程を編成し、教育活動に取り組んできました。
本校は次にふれるような在外教育施設ならではの教育に取り組む必要もあるため、国内水準を超える授業時数を確保して指導にあたってきました(超過時数は、小学部で週あたり4~5時間、中学部で3時間。年間にするとかなりの時数になります)。
充実した英語教育と現地理解教育
次に、本校ならではの特色ある教育に力を入れてきました。 中学校英語の授業時数は日本国内では週あたり3時間ですが、本校ではESLを含めて8時間です。プレップと小学部の低学年は4時間、中学年は5時間、高学年は6時間です。また、英語の実践的な活用能力を高めるために現地校との交流学習にも取り組んできました。交流先は、ジロング・グラマー・グラモーガン校、メントン女子校やプレスバイテリアン女子校でした。
現地理解教育についても積極的に取り組んでおり、各教科や「総合的な学習の時間」、特別活動などで、交流や体験を重視した活動を数多く行ってきました。
卓越した情報教育
また、時代の要請に応える教育ともいえる情報教育の推進にも力を入れてきました。一人1台コンピュータをさわることができる環境の中で、発達段階に応じた指導を行ってきました。それぞれのクラスが自分たちのホームページを持っていますが、これも本校ならではの取り組みではないかと思います。
なお、本年度、本校のホームページが「全日本小学校ホームページ大賞」(通称J-KIDS大賞2004)の「在外日本人学校代表校」(第1位)に選ばれました。
最後になりましたが、この1年、本校の教育におよせいただいた温かいご理解とご協力に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。(校長 山本 正)
