ステージ2給水制限の開始

9月にステージ1の給水制限が導入された後、水不足は更に悪化しており、11月1日より更に厳しいステージ2の給水制限が実施されることとなった。 具体的な内容は次の通り
芝生へ水撒きの全面禁止。住宅、ビジネス、自治体、スポーツ施設での芝生への水撒きの前面禁止。ただしクリケット場、ゴルフ場などの競技面の芝は除く。
洗車へのホースの使用禁止。洗車は蛇口から直接給水されたバケツの水、高圧の洗浄機器を使うか、または商業洗車場でのみ行う。
庭への給水システムは1日おきの一定の時間のみ行う。マニュアル(自動ではない)給水システムは午前6時から午前8時までと午後8時から午後10時までの時間。自動給水システムは午前12時から午前4時の時間。
手持ちのホースによる庭園への散水は、手元にトリガーノズルを付ける条件で、いつでも行ってよい。
すでに導入されている条件
手持ちのホースにはトリガーノズルを付けること。
車庫への道、通路、コンクリート面、石畳面への散水の禁止。
プールに水を入れる前に水道局に相談すること。
なお、来年1月からはステージ2給水制限への違反者に対し、322ドルの罰金が科せられることになるので充分な注意が必要。
河川水量の恒常的低下
地球温暖化の影響による降水量の低下が論じられる中、過去10年間の州内の主要河川の水量の推移が発表された。
これによれば主要河川のほとんどで画期的な減少が見られ、現在の渇水が解消しても、往年の水量には戻りそうもないとの悲観的な見方も出ており、今後の長期的な節水対策、環境対策が求められる証拠となった。主要各河川の水量減少率は、ヤラ川29%、マリビノン川41%、バーウォン川34%、ムーラボール川60%となっている。
水か植林か
メルボルンでもステージ2の給水制限が開始されたが、ビクトリア州内の地方都市や農村部では、更に深刻な水不足と給水制限を余儀なくされている。
そんな中で、植林による大量の水資源の消費が議論を呼んでいる。これは州内の森林や農地を使って、ウッドチップや紙を生産する目的で松やブルーガムなどの単一の木を植えているもので、環境上、不自然な森林が自然の水資源の確保にも影響を与えているという意見があり、マクガラン連邦農相は、この状況を改善する必要があると発言した。
現在この植林は州内で40万ヘクタールにも及んでおり、このまま行けば次の15年間で3倍にもなると予想されている。
麻薬捜査官に有罪判決
ビクトリア州警察の特別麻薬捜査部隊が「商業レベルの量」の薬物をギャング団と取引していた事件の判決が下り、主犯格の元捜査官への25年の有罪などを含め、7人の元捜査官に有罪判決が言い渡された。
事件が起きたのは6年前で、他のメンバーなどの裁判が引き続き行われるが、警察内の汚職が摘発されただけに留まらず、体質として根付いているとの指摘もあり、今後の捜査の進展が注目される。
フリンダース駅の階上
メルボルンの顔ともいえるフリンダース駅。その長い駅舎の階上部分はどうなっているのかは多くの人にとって謎だろう。ここにはかつて豪華な舞踏会が開かれたボールルームがあった。
フリンダース駅再開発計画に参加しているメルボルン市では、この元ボールルームや古いオフィスを改修して、アーティストのためのパフォーマンス・スペースやギャラリーとして利用する計画を発表した。
この改修費用には6百万から8百万ドル必要だが、メルボルン市では、このすばらしい建物にふさわしい用途だとしており、実現を期待している。
