ウォーター・サミット開かれる
2月8日、昨今の国内における水不足問題のため、ジョン・ハワード首相及び各州知事による緊急首脳会議がキャンベラにて開かれ、首相が提案する100億ドルを利用しての水不足問題打開策について議論をした。
内陸地にある水路をめぐって、国がコントロールすべきか、州がすべきか論議が交わされている。
その中でも問題になっているのが、Murray-Darling Basin(MDB)。ニューサウスウェールズとクイーンズランドの境界近くに位置し、106キロ平方メートルもの広大な盆地の75%に灌漑作物や牧草が育つため「オーストラリアの〝フード・ボウル〟」と称されている。約100年前に最低水量を記録したときよりも2006年にはさらにその25%を下回った。
首相は100億ドルを用水路の改善やMDBの権利譲渡などのために予算を算出することを考えているが、これらの費用は本件の対応を全面的に連邦政府に任せるというのが条件なため、その土地の権利をめぐって州と政府の間で火花が散っており、さらには労働党と自由党との対立にもなっている。
本件に関し、多くの州知事が難色を見せておりとくに対立の色を見せている、サウスオーストラリア州知事のマイク・ラン氏は、「本件及び100億ドルの利用に関し、政治家に任せるべきではなく、むしろ環境問題に詳しい専門家に委ねるべきなのでは」と発言。
今年の総選挙を前に、ハワード氏としては今年最初の大きな取り組みとして主導権を示したいところだ。
【各州のMDBからの水使用量】 - ●ニューサウスウェールズ:7289ギガリットル - ●ビクトリア:4108ギガリットル - ●サウスオーストラリア:742ギガリットル - ●クイーンズランド:731ギガリットル - ●ACT:34ギガリットル
フォックステル、AFL放送権を取得
有料放送のフォックステルが約1年にわたるチャンネル7及びチャンネル10との交渉の末、AFL(オーストラリアン・フットボール・リーグ)の5年間の放送権を取得した。
本契約にともない、1週間に無料放送される試合は5ゲームから4ゲームに減り、さらに今後は今までチャンネル10で放送されていた視聴率の高い土曜日の午後の試合などは、フォックステルで放送される。視聴者が有料放送を購読する場合は年間に600ドル以上を支払うことになる。
約半分の生中継の試合が有料放送でのみ放送されることになり、これまで無料でテレビでの試合観戦を楽しんでいたファンからの大きな不満の声が高まっている。
メキシカンウェーブが禁止
2月1日よりスタジアム内でクリケット観戦中のメキシカンウェーブの禁止が、オーストラリアクリケット協会により公表された。関係者によれば、メキシカンウェーブをすることにより、観客が手に持っているガラス瓶や飲み物を投げたりすることが、現実に起こっており、ほかの観客にとって危険であるために禁止を決定。

今後ウェーブを始めた観客はその場で、退場を要求される。協会としては、ファミリーでも安心して観戦ができる環境づくりを考えているが、クリケットファンからは、多くの批難の声が上がっている。
禁止後もこれまでにメルボルンのMCGスタジアムではクリケット観戦中に192人が退場になっており、内21人がウェーブにより退場させられている。
