水パイププラン計画にアボリジニ反対
ビクトリア州の水問題の解決策として、2億7千8百万ドルを出資するパイプライン計画に、ストップがかかっている。百55キロメートルものパイプラインは、ゴルバーン渓谷からアボリジニ所有地を含むベンディゴ、バララットへの地下に作られる。
計画では、少なくとも17ヶ所のアボリジニの所有地を掘り起こす作業が必要になるため、土地の所有者からは強い反対の声が出ている。
政府関係者は、先住民の継承地を守るため、今後慎重に対応をしていくことを考えており、妥協策としては、反対地区を避けた形でのパイプラインの設置作業が行われることが予想される。
水不足続き、さらに深刻化
3月8日、メルボルン市民が利用する水の60%以上を供給しているトムソンダムの貯水量が20%を下回った。過去最低の貯水量である。
3月14日現在の調査によると、現在ビクトリア州にある9つのダムの合計貯水量は33%まで落ち込んだ。
関係者によれば、現在の状況があと1年続いたとしても、ダムの水がなくなることはないが、今年の12月下旬には最低貯水量の13%になるといわれており、州政府は、貯水量が13%を下回った場合、ダムの水をポンプで吸い上げる可能性も検討している。
今後メルボルンの貯水量は週に0.5%ずつ下がると予想されており、5月1日からは給水制限が現在のステージ3からステージ4へと、さらに厳しくなる予定だ。ステージ4は、庭や芝生への水撒きの禁止、歩道への水撒きの禁止、車のウィンドウ、ミラー、ライトを除く洗車の禁止となる。
HIV数過去20年内で最高数に
ビクトリア州のHIV感染者数が、1987年以来最高数になったことが発表された。保険福祉省の統計によれば、昨年のビクトリア州のHIV感染者数は2005年の2百85名を17%上回る3百34名に増加。1999年に新たにHIV患者と診断された人数の倍になる。
州政府は、HIVや性感染症の対応資金として2百70万ドルの追加予算を昨年発表したが、最終的な決済はいまだ下りていない。政府関係者は、「他州に比べ、ビクトリア州政府のエイズ問題への対応は遅い」と指摘。
一方では、ビクトリア州政府が約20年間HIV・エイズ患者を支援してきた、ボランティアの電話カウンセリング・サービスへの年間30万ドルの援助を、今年度で打ち切ることが決まっている。
マイヤー・メルボルン、一部売却
マイヤー・メルボルンが一部売却されることが3月13日公表された。関係者によると、ロンズデール通りにあるビルは売却され、フラッグシップであるバーク通り側のビルも全面改装し、今後20年間は賃貸という形で最終的に売却される。
建物のサイズは半分に縮小するものの、今後も同様の商品を取り扱う予定だ。
ロンズデール通り側のビルは、店舗、ホテル、サービス・アパートメントなどの複合施設になる予定。世界遺産に登録されたこの二つの建物は、4百億ドル以上の売値がつくだろうといわれている。
コネックス、今度はセキュリティ・トラブル
今年に入り、キャンセルや遅れなどトラブル続きのコネックス。今度は電車の鍵を盗まれる事件が起こった。
3月12日の午前4時、マコウレイ鉄道操車場で運転手が運転業務の準備をしている際、鉄パイプを持った男2人に脅され、鍵と携帯電話を盗まれた。
盗まれた鍵はコントロール・キイと呼ばれ、郊外路線の車両基地や駅、そして運転室にアクセスが可能なもので、これらの鍵で信号システムやネットワークポイントを手動で制御することができる。利用客の信頼を取り戻すには、しばらく時間がかかりそうだ。
