様々な問題を抱え、各党論議が絶えず…。 - ニュース&トピックス - Dengon Net

様々な問題を抱え、各党論議が絶えず…。

2007-05-31

失業率、33年ぶり低水準

オーストラリア統計局が5月に発表した4月の失業率は4.4%と、1974年11月以来、33年ぶりの低水準となった。統計局によれば、4月には新たに5万件の求人があり、この1年間では31万件という驚くべき求人数が上がった。州別に見ると、ビクトリア州は4.8%、クィーンズランド州では3.7%、西オーストラリア州では2.7%と、1年前に比べ全体的に失業率が下がっている。

だが、これらの結果には二つの問題が絡んでいる。一つは金利の問題だ。3月までの金利の上昇は2%に落ち着いたが、オーストラリア準備銀行は「今後インフレにより3%まで上がる」と警告。

二つ目は、インフレの問題。準備銀行と財務大臣のピーター・コステロ氏は、現状はすでに完全雇用であると考えており、企業は質の良い従業員獲得のために、給料を競り上げ、給料の上昇は物価の上昇につながり、結果インフレが起こると予想される。今後どのようにこのインフレを抑えるかは準備銀行の任務となる。

労働党、産業労働者不足に対する計画を提案

野党党首のケビン・ラッド氏は、ジョン・ハワード首相に対し、産業労働者の不足による政策の一つとして、私立を含む国内すべての高校に産業労働系の訓練に必要な作業室を提供する2百50億ドル計画を提案。

労働党は、国内の高校2千6百50校に対し、今後10年間で、配管工、建築関係・機械工の作業場や業務用厨房などを校内に設置するために、最高1千5百万ドルを助成することを公約した。さらに、年間20週間の実地訓練が受けられるというプログラムも提案。

これらの提案は、2020年までに12年生(高校3年生)の修了率を現在の75%から90%に引き上げることを目標としている。今回のラッド氏の提案に対し、財務大臣のコステロ氏は、「オーストラリア経済に対しての真剣な意見とは思えない」と批判している。

オーストラリア、ドラッグ事情

オーストラリアにおける麻薬利用者が年々増加していることが、オーストラリア犯罪委員会(ACC)から報告された。

昨年度末に押収された違法薬物は、エクスタシー、アイスなどを含むアンフェタミン系覚醒剤など1.8トン以上。とくにこれらの薬物は、10年間で6.7倍になる。昨年度のマリファナの押収が約4.5トンだったのに対し、アイスは年々摘発量が増加し、薬物所持で逮捕者の約15%がアイス保持者だった。

ACCの報告によれば、現在オーストラリア人の10人に1人がスピードやアイスを試したことがあり、約10万2千6百人が麻薬常用者、7万2千7百人が麻薬依存者であることが明らかになった。

喫煙者、大手タバコ会社を告訴

肺気腫になったことで、世界最大のタバコメーカー、フィリップモリスを相手に告訴をした、ビクトリア州在住のディビッド・クレメンス氏(49)は、結果敗訴となった。

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クレメンス氏は、フィリップモリスがタバコの害を知っていながら、何十年にもわたり喫煙者に対して警告をしてこなかったことに対し、責任を負うべきだと訴えていた。

現在クレメンス氏は、肺気腫のほかに、肺疾患、気管支炎、ニコチン中毒などの病状を持つ。法廷は氏に対しフィリップモリスへの支払いを命じたが、最高裁判所へ上訴すると公表した。