様々な問題を抱え、各党論議が絶えず…。 - ニュース&トピックス - Dengon Net

様々な問題を抱え、各党論議が絶えず…。

2007-05-31

アボリジニ、土地改善策に拒絶

5月にハワード政府がアリススプリングスのアボリジニ住民に提案した、土地改善計画に対し、アボリジニ住民は拒絶を示した。本計画は、政府が6千万ドルを出資し、アボリジニ居住地の公共施設を含むインフラの整備、住宅などを提供する代わりに、ノーザンテリトリー州政府が土地を管理し99年のまた貸し契約を住民と交わすというもの。

今回の契約が成立した場合、アボリジニにとっては初めて個人の家の所有権を持つことになる。だが予期せぬアボリジニからの拒絶に、先住民問題省のマル・ブラフ大臣は急遽、契約期限を1ヶ月延長した。

30年以上にもわたる土地の所有権問題で、先住民支持者たちの中には、99年リースということに対し疑問を持ち、アボリジニの伝統的な生活様式を弱体化させるのではないかという意見も出ている。

ダライ・ラマ来豪に大騒ぎ

6月6日に来豪予定の、チベット仏教の最高指導者、ノーベル平和賞受賞者でもあるダライ・ラマ14世に対し、ハワード首相を筆頭に国内政治家たちは面会の機会を持つべきか否か、頭を悩ませている。

ダライ・ラマ氏は、1959年にインドにチベット亡命政府を樹立し、中国の人権侵害に対し意見を主張している。オーストラリアとしては、主要貿易相手国である中国からの「ダライ・ラマを支持してはならない」という警告を受け、今後の中国との円滑な外交関係を保つためにも慎重な動きを見せている。

5月にハワード政権が、ダライ・ラマ氏への歓迎パーティを開かないと決定した際、他党や国民より強い批判があり、その後ハワード首相は、「ダライ・ラマ氏との面会の場を持つか否かは、他国からの意見は求めない」と発言。これに対し、面会を拒否していた野党のケビン・ラッド氏も後を追うようにスケジュール帳を確認し出した。両党リーダーの判断が、今年の総選挙にどれだけ影響するかが見ものだ。

カンタス航空、女性トップの退陣

  オーストラリアで最も有名なビジネスウーマンとして名高い、カンタス航空の会長マーガレット・ジャクソン女史が、今年一杯で会長の座を降りることになった。

7年間にわたり国内最大手の航空会社で舵を取ってきたが、5月にエアライン・パートナーズ・オーストラリアの百11億円の株式公開買い付けに失敗して以来、グループ会社や法人投資家たちからの圧力もあり、初めて開かれたカンタスの取締役会議の際、本人の決断により降任を発表。

ジャクソン女史は、このカンタス航空買収プロセスの最中、ロングフライト血栓症で病床にあったため、昨年12月の入札の承認後、会長としての立場を批難されていた。すでに後任の候補者は上がっているようだが、まだ決定していない。

ヒックス氏、5年半ぶりに帰国

約5年半、キューバのグァンタナモ米軍基地にて拘留されていたデビッド・ヒックス氏が、囚人譲渡契約により5月20日にオーストラリアへ帰国した。

ヒックス氏は、2001年にアフガニスタンにてタリバンの歩兵としてテロの物質的支援をしていた容疑でアメリカ軍に逮捕された。

今回のヒックス氏の帰国は、アデレード・ヤタラ刑務所にて7ヶ月の服役および、12ヶ月間の言論統制が条件。刑務所では、独房に収容され、ヒックス氏の行動はすべてモニターで監視される。また、12月29日予定の出所までは、他の囚人たちとの接触も制限される。

クリケットチーム遠征禁止に、ジンバブエが批難

9月にジンバブエで開催予定のクリケット・ワールドチャンピオンシップに対し、連邦政府はオーストラリアチームの不参加を表明。

これに対し、ジンバブエ政府は、オーストラリアの判断を「人種差別主義である」と強く批難。クリケット関係者を含め、連邦政府は中立国での試合も検討したが、ジンバブエの大統領、ロバート・ムガベ政権のプロパガンダ・クーデターを避けるための決断となった。