NSWの大洪水で被害広がる
先月の8日から4日間にわたって起きたNSWハンター地区の大洪水で9名が死亡、6千人の住民が避難した。ピーク時には mまで水位が上昇。被災地の10万世帯のほか、シドニーの5千世帯も停電になり、一時は公共の交通機関のダイヤが乱れるなどの被害も起きた。
関係者によれば、今回の地域の復興には何十億ドルもの費用がかかるとされ、1989年のニューキャッスル地震を超える、NSW州最大の財政危機と見られている。
ハワード首相は州に対し、追加の財政援助を提供。オーストラリア保険審議会の調べによると、今回の被害による保険金請求件数は、2万6千件にも上り、予想合計請求額は2億7千万ドルと予測される(6月14日現在)。
オーストラリア人口、過去最高に
6月29日現在、統計局はオーストラリアの人口が2千百万人になったと発表。これは戦後のベビーブーム期と80年代後期以来の急増化率になり、過去最高の人口数となった。
昨年統計局が発表した、29万3千人の人口増加は、高出生率や移民者の急増化などによるものとされる。
とくにビクトリア州の人口増加率は著しく、昨年は7万7千人と1852年のゴールド・ラッシュ時の7万8百52人、イタリア、ギリシャ、イギリスからの移民による1960年の7万6千8百61人を超え、過去最高の人口増加数となり、増加率は1.5%。
国内の人口増加の大きな要因は、移民者の増加であり、2000年に政府が海外からの学生への永住権取得を緩和したこともその要因の一つと考えられる。
また当局は、昨年の新生児出生数が26万5千9百人と発表。これは1971年以来の最高数となり、歴史上2番目の高出生数となる。人口統計学者は、30代前半の女性人口の増加が現在の出生率を上げている原因と考えており、将来は減少すると予測されている。
不当なガソリン代に警告
一時期落ち着きを見せたかと思われたガソリン代が、6月に入り突然、平均価格1リットル1ドル40セント近くまで急騰した。これにより、連邦政府は石油会社の不当利益行為や談合防止に取り組むため、監視役を設置する予定を公表。
現在1リットル1ドル39.8セントのガソリンに対し、税金は50.4セント、石油の原価は約74.1セントになる。つまり小売店と石油会社の利幅が15.3セントとなり、これは過去数ヶ月の平均利幅の倍の金額をになる。
野党リーダーのケビン・ラッド氏も政府に対し、石油会社への早急な価格の監視を要求。今回の政府の対応が、今年の総選挙での投票数に影響すると考えられる。
最重要指名手配者、ギリシャで逮捕
オーストラリアで重要指名手配として約15ヶ月間捜索されていた、逃亡者のトニー・モクベル氏が6月5日ギリシャで逮捕された。モクベル氏は麻薬密売の容疑で有罪になり、最低9年間の禁固刑を受けた。その裁判が終わる直前の2006年3月20日に失踪。
警察によれば、モクベル氏は失踪前に2千万ドル以上の大金を海外へ送金したといわれている。クウート出身のモクベル氏は、過去17年にわたり麻薬密売容疑を含む数々の犯罪歴持つ。
