豪生徒、学力低下
経済協力開発機構(OECD)の調査により、オーストラリア学生の平均学力の低下が明らかになった。2006年に57カ国、40万人以上の15歳の学生を対象に行われた学力テストによれば、オーストラリア学生の読み書き能力は2000年の2位に比べ6位へ、数学は2位から9位へ、科学は3位から4位へと下がった。
オーストラリア学生の学力は全般的に世界平均を上回っているものの、今回の結果は、世界水準の学力を下回る一部の先住民や、最低な経済状況下にいる学生達の成績が反映したものと考えられている。また国内的には、これら3科目の学力で、ビクトリア州が最下位を示しており、ビクトリア州政府は原因を究明することにしている。
観光産業、赤字
近年、オーストラリアへの観光客数、および海外への観光客数が増加しているが、海外からの観光客の出費総額が、30年ぶりにオーストラリア国民の海外での出費総額を下回った。これは、豪ドルの急激な金利上昇が主な原因と考えられており、国内の観光産業が赤字傾向であることが明らかになった(2007年12月現在)。
2007年は豪ドルが米ドルよりも10%上昇、また2007年11月には23年ぶりに1豪ドル=米94セントの為替を記録している。一方で、ビクトリア州の観光業界の収入は安定しており、ヨーロッパからの観光客の増加傾向が見られている。これは航空会社やホテルの価格競争が以前より激しくなっていることが理由と見られている。
元豪兵士、兵器を犯罪者に販売
元オーストラリア軍兵士のディーン・スティーブン・テイラー容疑者(39)が、オーストラリア防衛軍の所有するロケット発射装置10台を犯罪者に販売していた容疑で拘留されていたが、本件に関し、オーストラリア陸軍大尉であり、武器技術部隊長のシェーン・デラ・ヴェドバ容疑者(46)が、ロケット発射装置を持ち出し、テイラー容疑者に渡していたことを認めた。ヴェドバ容疑者は約30年間軍に従事してきた(12月13日現在)。
ビタミンD不足にご用心
何百万人ものオーストラリア人に、ビタミンD不足が見られることが調査によって明らかになった。医療専門家によれば、現在、国民の30%~70%がビタミンD欠乏症の可能性があるという。骨粗しょう症や骨折で治療に訪れる患者は年々増えており、これらの患者の治療への保険制度の負担額は、年間19億ドルにも上っている。
ビタミンD不足は主に骨折、骨疾患などの原因になると言われており、また研究から得られた新たな証拠として、結腸ガン、乳ガン、前立腺ガン、糖尿病、多発性硬化症などの疾患への関連も分かってきている。ビタミンDは骨を丈夫にし、解毒作用があると言われており、ビタミンD不足解消には、適度な日光浴やビタミンDを多く含む魚類などの食品の摂取が必要である。
カンガルー島、山火事
2007年12月6日、サウス・オーストラリア州のカンガルー島で起きた、落雷が原因の山火事で、2万ヘクタールの自然保護地区が焼き尽くされた。3ヶ所で起きた火災は、島内で徐々に広がり、翌日には、島内の観光客全員が島から避難した。
地上からだけでなく、8機の飛行機により、上空からも消防活動が行われたが、島の複雑な地形が消火活動を困難にした。国内各地からも消防隊が援護に集まり12日には鎮火したものの、被災地の復興には時間がかかりそうだ。
亡命者、自国へ送還
連邦政府は、2007年11月20日にチモール海上で、遭難しかけたインドネシア人亡命者16人の本国への送還を決定した。
この亡命グループは、インドネシアロチ島からの男女各3人、子供10人で、ダーウィンから西に650キロのチモール海上でオーストラリア海軍に救出されたが、彼らの亡命理由が政治的なものではなく、「経済的困難」で、難民としての基準に満たさなかったため、入国管理局は、この亡命者グループを自国へ送還する判断を下した。
