支持率好調ラッド首相 好景気の波はどこまで続く - ニュース&トピックス - Dengon Net

支持率好調ラッド首相 好景気の波はどこまで続く

2008-03-31

ラッド首相、アジア訪問に日本含めず

ケビン・ラッド首相が3月下旬から4月にかけて、就任以来初の海外訪問に、アジア地区では中国に4日間滞在する一方で、日本への訪問を予定に入れなかったことが、日本政府の批難を招いた。

豪州にとって日本は最大の輸出市場であり、第2の貿易相手国であるだけでなく、軍事的にも米国、英国に次ぐ重要な同盟国の一つでもあるだけに、今回のラッド首相の決断に国内からも疑問の声が上がった。外交筋は、捕鯨問題の緊張緩和の為にも、日本の福田首相との二国間会談を早急に予定すべきであると考えている。一方でラッド首相のスポークスマンは、両国の不和を否定、政府関係者は早い時期での首相の東京行きを検討していると話した。(3/17現在)

パキスタンテロでクリケット遠征、中止

クリケットオーストラリアは、3月末から予定されていたパキスタンへの遠征ツアーを中止した。これは相次ぐパキスタンでのテロ攻撃を警戒し、選手の安全を確保する為であったが、これに対しパキスタンのクリケット協会は怒りを示し、1998年以来、オーストラリアがパキスタンでクリケットの試合をしていないことが非常に遺憾であると発言した。またパキスタンのムシャラフ大統領も、クリケットオーストラリアに対し、選手の安全性を訴え、ツアーの再検討を呼びかけた。

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オーストラリアは以前から中立国での試合を提案しているが、これに対しパキスタンは否定的であり、少なくとも来年までは実現は困難と考えられている。

パキスタンでは今年に入ってからすぐに600人以上がテロ攻撃により死亡しており、3月には東部ラホールでイスラム過激派による爆弾テロで少なくとも24人が死亡。外務省も現在、テロ危険地区として一般渡航者にも危険情報を伝えている。

アボリジニ先住民、ホステル宿泊拒否される

3月、先住民の女性グループが、アリススプリングスのホステルに滞在しようとしたところ、チェックインの際、他の宿泊客からの苦情があったことを理由に宿泊を拒否された。このグループは、地元のスイミングプールの開放にあたり、ライフセービングの訓練を受ける為、300キロメートル離れたアリススプリングスのヘイブン・バックパッカーズリゾートに滞在することになっていた。

被差別コミッショナー関係者によれば、先住民に対する宿泊施設での差別は今回に始まったことではなく、2002年にはダーウィンのホテルで「先住民の宿泊客は不潔で部屋を散らかす」という理由で、宿泊利用客が宿泊費用を多く請求されたことや、低水準の客室を提供される等、これまでにも不当な対応を受けていることが明らかになっている。

10代の飲酒、深刻化

国内の10代の若者の飲酒が年々増加している問題に対し、ラッド首相は5300万ドルをかけての若者の飲酒対策を発表した。

政府の調査によれば、現在12歳から17歳の35%が飲酒をしており、彼らの年間飲酒総額は2億1700万ドルにのぼり、一人当たりの税金は195ドルに相当する。また18歳から20歳の13%がスポーツクラブで13杯かそれ以上の飲酒をしていることが明らかになった。

政府の今後の取り組みとしては、スポーツクラブでの若者のどんちゃん騒ぎ防止対策の実施、10代の若者に対しての飲酒教育の強化、そしてテレビやインターネット等のメディアを利用して、禁煙広告に類似した、ショックを与える形の広告キャンペーンを予定している。

高GI値食品で、 糖尿病疾患者増加

シリアル、精白パン等の加工食品が糖尿病、心臓病、ガン等を引き起こす危険性のあることが、研究者の調査によって明らかになった。

高GI値(高血糖インデックス)の食品を摂取している人は、低GI値の食品を摂取している人に比べて、2型糖尿病になる危険性が40%も高く、冠状動脈性心臓病になる可能性が25%高いという。オーストラリアの現在の糖尿病患者は1981年以来3倍にも増加しており、国民の死因の第8位である。これは、高GI値食品の摂取量の増加が原因の一つとなっていると考えられている。

ハニーフ医師、豪政府に補償金要求

インド人の元ゴールドコースト病院の医師、モハメッド・ハニーフ氏(27)は、テロ容疑者として不当な扱いを受けたことで、豪政府に対し補償金を要求している。

ハニーフ医師は、昨年7月にイギリスのグラスゴー空港での自爆テロ事件に関与していた疑いで、一時期豪連邦警察により拘束されていたが、証拠不十分という理由で釈放された後、豪政府によって国外へ追放された。

ノルウェー、豪からの羊毛輸入禁止を検討

ヨーロッパへ輸出される羊毛用の羊が不当な扱いを受けているということで、豪州からの羊毛の輸入を禁止する動きがヨーロッパ各国に広がりつつある。

ドイツのメディアにより、豪州で羊の毛皮を取る際に、痛み止めなしで羊の後部から取る「ミュールジング」と呼ばれる方法が使われている様子が紹介されたことをきっかけに、ノルウェーの農林省、ヨハンセン大臣はミュールジングでの羊毛の輸入を禁止する法律を導入する方針を示唆した。

またロンドンに本社を置く大手豪羊毛バイヤーは、今回のヨーロッパの動きに不安を抱いており、豪政府に対し「ミュールジングの際に麻酔を使うことを義務付けるべきである」と強く訴えている。現在、スウェーデンとデンマークの衣料品小売業者が豪州からの羊毛の輸入を禁止しており、今後、業界は27億ドルの利益損失を生む危険性があると考えられている。

電力産業、温暖化対策で政府に補正金を要求

国内電力産業は、政府が実施を計画している温室効果ガス主要排出の削減に協力する代わりに、連邦政府に対して巨額の補正金を要求していることが明らかになった。

現在、国内で最も需要の高い石炭発電は、最大の温室効果ガスを排出していると言われており、その削減は政府の主な焦点となっているが、規定の二酸化炭素ガス量が超えた場合は、2010年に開始されるカーボン・トレード・システムにより、基準を超えていない他国から超過分を購入しなくてはならず、その費用を電力産業が負うことになる。

また、電力産業は、政府が掲げている、2050年までに60%の温室効果ガス排出を削減する計画を実施する場合、国内の電力コストは現在の780億ドルから1500億ドルに上昇すると予測しており、消費者の電気代にも大きく影響すると考えられている。

一方では、国連で、2006年の氷河の溶ける速度が2005年の2倍になっているとの報告もあり、環境問題に取り組む国内の専門家達も、政府に対し2010年までに温室効果ガスの排出量の安定化を訴えており、同時に電力産業への補正金を負担すべきという意見も出ている。

第二次世界大戦時軍艦、66年目に発見される

戦後66年間謎となっていた、豪州の軍艦「HMAS SYDNEY号」が西オーストラリアのシャーク・ベイの水深約2.5キロメートル付近で発見された。

SYDNEY号は長年にわたり、非営利団体「HMAS SYDNEY調査団」による捜索が続けられていたが、前ハワード政権時の支援等による、テクノロジーを駆使した調査が実り、3月にドイツの侵略船「Kormoran号」と共に発見された。1941年11月19日に645人の水兵を乗せたHMAS SYDNEY号は、Kormoran号との戦いの末、沈没した。

SYDNEY号の生存者が一人もいなかった為、多くの謎を残したまま、その歴史は海底に封じ込められていたが、関係者は、今回の発見により、過去の事実が明らかにされることを期待している。

6人を事故死させた運転手に軽罪判決

2年前、暴走運転によって、ミルジューラで6人の10代の若者を事故死させた、トーマス・トール容疑者(36)に対し、最高5年の懲役刑の判決が出された。

このあまりに軽い判決結果に対し、遺族はショックと同時に強い悲しみと憤りを示した。2006年2月18日、トール容疑者は16歳の誕生日パーティーに向かう10代の集団に車で突進する事件を起こした後、逃走した。警察によれば、その時の時速は99~120キロと推測され、さらにトール容疑者は4歳の息子を自分の膝に乗せていた。

トール容疑者はこれまでにも飲酒運転や免許剥奪中の運転等、8回にもわたり逮捕されているだけでなく、強盗、器物破損、窃盗等による有罪判決を受けている。

ATM、カジノ周辺などで廃止

ビクトリア州政府はスロットマシーンのあるカジノや店等でのATM(現金自動預入支払機)を廃止することを発表した。これは、ギャンブル破産等の問題への取り組みの一環であり、ビクトリア州の賭博ライセンス契約書が切れる2012年末から実施される予定。国内ではビクトリア州が初の試みとなる。

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ビクトリア州におけるスロットマシーンからの税収は、年間約10億ドルにものぼっているが、今後ATMが廃止されることで、収益にどれだけ影響があるかは予測されていない。

年金生活者、年金引き上げ訴え抗議集会

3月13日、年金の引き上げを訴える為、約1000人の年金生活者が州議事堂前に集まった。昨今のビクトリア州の物価上昇により、金利、水道、ガス代等が値上がりしていることで、年金に頼る市民の生活が年々苦しくなっている。今回集会に集まったThe Fair Go For Pensioners連合関係者は、「ビクトリアの物価水準に合わせた年金を検討して欲しい」と訴えた。

皮膚ガン患者率、急増

ビクトリア州の皮膚ガン患者数が急増している。専門家によれば、ビクトリア州の皮膚ガン患者は、ここ数年で19%増加した。これは1週間に6人が皮膚ガンと診断されていることを意味する。皮膚ガン患者は、最も一般的に診断される肺ガン患者数を上回り、前立腺ガン、腸ガン、乳ガンに続き4番目に多いガンとなった。過去2年間で患者数は増え続けており、今後も増加が予想されている。特に80年代以前に、皮膚ガンの教育を受けていない60歳以上の皮膚ガン患者が増加。

一方で皮膚ガンによる死亡者は他のガンに比べ13位(肺ガンが第1位)と低く、約75%の患者が早期発見により回復している。州政府や専門家は、多くの人へ早期診断を呼びかけている。

ネッド・ケリーの遺骨見つかる

オーストラリアで最も有名な伝説のブッシュレンジャー、ネッド・ケリーの遺骨が歴史学者や考古学者によって、旧ペントリッジ刑務所跡地で発見された。

ネッド・ケリーは、1855年、アイルランド系の両親の長男として生まれ、小農民階級の家で育った。10代の始めから強盗や殺人等の様々な犯罪を繰り返したものの、一般民衆からは人気があり、死刑を宣告された時には6万人の署名を含む請願書が集まった。

1880年11月11日に旧メルボルン監獄で処刑され、その後メルボルン監獄が閉鎖された1929年に、その遺体はペントリッジ刑務所に送られたと考えられていたが、遺体の存在は80年間謎となっていた。

デイライトセイビング、4月6日に終了

ビクトリア州のデイライトセイビングが4月6日(日)に終了する。時計の針は4月7日午前3時に1時間戻される。前ジョン・ハワード首相と州政府との話し合いにより、昨年からデイライトセイビング期間が35日間延長されている。