書道教室 - 四十歳からの手習い・お教室 - Dengon Net

書道教室

2006-08-04
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実は結構長く続いた手習いがある。小学校1年生のときからかれこれ15年、書道は続けていた。だが、今回それが中途半端で終わっていたことに改めて気付かされた。書道ではなく、お習字の域を越えてはいないのだ。修業が足りない! と、これからは、子ども達と一緒にやってみようか…。

習いたいことを教えてくれる

野竿先生は23歳とまだ若いのに落ち着きがある。5月に行われたジャパンフェスティバルの会場で、いとも簡単そうにサラサラと筆を運び、また力強く前衛的な作品を実演したのに驚いたのが、今回の取材のきっかけだ。

場所は都合でメルボルン市内の友人宅だが、出張サービスやプライベートレッスンなどもしてくれるそうだ。現在ここに通っているのは、20~50代の方々と年齢層は幅広い。初心者から上級者まで、その人の習いたいことを教えてくれるという。

この日最初に教室に訪れたのは、かなを習いたいという二人。「小筆がうまくなれば、手紙や葉書を書くのに役立ちそう」「中国の漢字ではなく、日本独自の文字のかなを書けるようになりたい」と聞いた。

まずは墨をすることから…。硯に少しだけ水を入れて、力を入れずに優しく円を描くように墨をする。こうすることで、目がきめこまやかになって紙に墨が入りやすくなるのだそうだ。濃さは水を足して調整する。しばらくすると墨の香りがしてきて心を落ち着かせてくれる。

さて、かなは筆先を止めずに1~2mmぐらいの太さでスーッと線をひいていくことから練習だ。縦の線、横の線、同じ大きさで円をグルグル書いていく。この基礎ができれば、スムーズに文字に活かせるようになるという。

古典で目を養い、練習を重ねる

前衛的なものが書けるようになりたいという人にも、まず古典を教えている。今回は、中国の「牛造像記」という楷書ができた頃の書物の臨書(真似て書くこと)だ。独特の筆使いで少し難しいのだが、古典を徹底的に臨書すれば、どんなものでも書けるようになるという。

先生自身も実技試験のときは毎日1000枚は臨書していたそうだ。臨書は今でも毎日しているとのこと。臨書ができるようになると、自分の特徴を活かして書く意臨、手本を見ないでイメージして書く背臨へとすすめられる。

日本では、唐時代の四大家である欧陽詢、虞世南、 遂良、顔真卿の楷書が学校の教科書になっていて、習字のお手本とされている。そういった古典で目を養うことは大事なのだそうだ。ただ、お習字は、きれいに美しくどれだけ早く書けるか、というのが目標だが、書道は、書く人の知識・経験・感情・精神を表現して作品を作ることが最終目標になるという違いがある。

字がきれいになりたい

「字がきれいになりたい」という人は多いと思う。それには、基本をおさえながら、書いて書いて練習するのが近道と聞いた。また、上手な人の字を見たとき、どうしてきれいなのかと考え、研究することで自分の文字が影響され、字の上達に繋がることもあるそうだ。筆で覚えた動きは、ペンで書くときも活かされるという。

生徒には、自分の癖を最大限に活かし自分の文字を作り上げてほしいという先生。その熱心で丁寧な指導に、私も「またやってみるか」という気にさせられたのだった。