バレエ教室 - 四十歳からの手習い・お教室 - Dengon Net

バレエ教室

2005-12-23

日本では、大人になってからバレエを習う人が増えているという。バレエといえば、草刈民代や熊川哲也が浮かぶが、体育会系の自分にはなんて程遠いイメージだろう。子どもたちにも「お母さんがバレエ?! 無理、無理」と笑われながらの出場だ。

外方向に体を動かす心地ちよさ

まずは「見よう見まねでやってみてください」と言われた。最初の30分間はストレッチ。体をウォームアップする。次の25分間はバーを使って基本の動きの練習。先生がやって見せてくれ、それを真似してステップや動きを覚えていく。これを5分やっただけで足の裏がつり、10分やるとふくらはぎがつってしまった!

そして、やっているうちに足の痛みは忘れ、日頃伸ばすことのない体の部分が、限界まで伸ばしきったときに爽快感が感じられた。足を軸にして、体の中心から外へ外へと腕も外に大きく回していく。足の上げ方も外へ動かす。そうすると踊りに大きさが出るそうだ。正面の大きな鏡を見て、自分の動きをチェックしていく。日頃の運動不足がたたり、足が情けないぐらい上がらない…。

次はバーを使わず、教室の真ん中に出てきて練習。今日は次の発表会に向けて、動きのおさらい。音楽に合わせて先生の振り付けを繰り返し練習。みんなの熱が入る。

ここに来るから変わることができる

基本や専門用語が分からなくても、週に1回、何回か来るうち自然に基本の動きは覚えられるそうだ。ここに来ている人たちは、みんなそうして覚えてきたらしい。子供の時日本で習ったことのある人もいるが、ほとんどはメルボルンで始めた人たち。今日は私と同じように全くの初心者で子連れの人も参加している。

もちろん子どものクラスとは、カリキュラムが違う。大人のクラスは「お楽しみ」もあるそうだ。「たとえば誰もが知っている『白鳥の湖』の4羽の白鳥をやってみたい、とリクエストがあれば挑戦してみます。そうして達成感や満足感を得てもらわないと、なかなか続きませんから」と佐藤先生。

「音楽を聴き、いつもと違う服を着て動くことで、リフレッシュ効果があります。続けることはエネルギーも必要ですし、自分への挑戦でもあるので、その気持ちを大事にしてあげたいです」。発表会などの目標設定もされるので、やる気がでる。

そして、仕事帰りの人が多いこのクラス。

仕事のあとにバレエは疲れませんか?と質問をすると「確かにすごく疲れているときは、今日はバレエ休んじゃおうかな、と思うこともあるんです。でもここに来てみんなに会って体を動かしたあとは、必ずよかったと感じます。いい気分転換ですよ」、という応えが返ってきた。  

立ち振る舞いがエレガントに

ここは大人の教室だからか、佐藤先生はいつもわかりやすい表現で声掛けをしている。たとえば「障子をピタッと合わせるようにお尻の先をくっつける」「コンパスで円を書くように回る」「股関節に意識を集中」「つむじからつま先までまっすぐに」といった感じだ。大人は体ができあがっているし、理解力があるからだそうだ。

基本の立ち方は、尾てい骨が真ん中に来るように立ち、おなかを引っ込める。この姿勢をキープするのも結構大変だ。姿勢がよくなるわけだ。しかも指の先まで神経が行き届く。

佐藤先生ご自身もバレエをやることで自信が付き、きれいになるし、勉強や仕事も進み、快活になったとのこと。女優さんでもバレエを習っている人が多いとか。自己表現を職業とする人にはお勧め。チャーミングになりたかったら、バレエをやってみよう!