黄緑のランドセル - 子育てちょこっとヒント集 - Dengon Net

黄緑のランドセル

2006-12-05

オーストラリアではいろいろな国の人に出会います。髪の色、肌の色、目の色がみんな違います。外見だけではなく、文化・育った環境の違いからいろいろな考え方があるのも理解できます。人と違っていいことを身をもって知るいいチャンス。それを子ども達にも伝えていきたいですね。

以前日本へ帰省したとき、テレビの番組の中で「相談コーナー」がありました。視聴者が悩みをテレビ局に送り、それについて、タレントの人たちが意見を出し合うのです。

相談は、もうすぐ小学校へ上がる男の子を持つお母さんからでした。 「先日、息子と一緒にデパートへランドセルを買いに行きました。今は、私達が小学生だった頃とは違い、いろんな色のランドセルがあるのです。息子は『黄緑のランドセルがいい!』と言い出しました。

どんなに言い聞かせても、自分の意見を変えません。私としては、無難な色のランドセルの方がいいと思うのです。学校に入って『変な色のランドセルを持っている』と言われて友だちにいじめられたら、と心配です。みなさんならどうしますか?」。

番組の中でほとんどの人が、自分なら子どもに無難な色(黒や茶色など)を子どもにすすめると言っていました。

いろんな考え方があっていいと思うのですが、私は、その子に自分のいいと思った「黄緑のランドセル」で学校へ行って欲しいと思いました。

親からどんなにほかの色をすすめられても、それでも欲しかった「黄緑のランドセル」ならきっと大切にするのではないでしょうか。また、ほかの子どもたちとは違う色のランドセルを持っている、という理由で、いじめにあうとしたら、それは、いじめるほうが間違っていると思います。

その子は何も悪くありません。みんなと違っているからといって、いじめや嫌がらせをしてはいけないと言い聞かせ、そういったことをしない子どもに育てていくことも大切です。

今、日本では子ども達のいじめが大変大きな問題となっています。

この「黄緑のランドセル」の男の子がこのことを通して、「みんなそれぞれ違うのだ。人と違っていてもいいのだ」ということを知るいいチャンスになれば、と思います。また、子どもたちがそれぞれの違いを認め、理解し合えるようになればいいですね。