長女を日本の幼稚園に通わせるため、大阪に滞在中の私達家族の生活も4ヶ月目。娘の成長には親の私達も驚かされます。ただ、すべて順調というわけではありません。困ったことが起こったとき、子どもが自分で誰かに助けを求められるようにしていくことも大切ですね。
幼稚園では様々な体験をします。まず、子ども同士のお手紙ごっこ。毎日、同じような内容を友達に書いていますが、これが文字を書くことへの自然な興味につながり、ひらがな・カタカナが書けるようになりました。
体育活動を通して、跳び箱5段、鉄棒では逆上がりができるようになりました。9月の運動会での鼓笛隊の練習を通して、歌を階名で歌うようになり、ピアノを弾くようになりました。が、しかし、何かができるようになることが重要なのではなく、様々な体験を通して、子どもがやってみたいと思う意欲、できたときの喜びを感じてくれることが何よりうれしいです。
そんなふうに幼稚園生活を満喫している娘ですが、ある晩10時を過ぎて、娘の部屋から鳴き声が聞こえて来ました。
理由を聞いてみると、今日、給食のとき、自分だけ牛乳瓶の蓋を開けられなかったとのこと。「お友達に開けてって、頼まなかったの?」と聞くと、「だって、Tくんが、自分のことは自分でするねんでって言うねんもん」。なるほど…。
その後、娘の牛乳だけが開いておらず、ほかの友達はどんどん牛乳を飲んでいき、そのうちに見かねたKちゃんが、牛乳キャップを開けてくれたそうです。娘が泣き続けるので、「じゃ、今度牛乳キャップが開けられなかったら、開けてくださいって、先生に手紙書いてあげるね」というと、少し安心して眠りました。
私も幼稚園教諭の経験があるので、30人以上の子ども達の面倒を見ながら、プール遊び、運動会の練習などで忙しい先生に、牛乳キャップが開けられないという些細なことで手紙を書くのは気がひけたのですが、先生から次の日にお返事をいただきました。「さくらちゃんにかわいそうなことをしてしまいました。次回から、一緒にキャップを開ける練習をします」という内容。さくらに伝えると、安心したようでした。
親にとっては、子どもが些細なことで傷ついたり、つらい思いをしていると、自分のこと以上につらいものです。しかし、子どもは「つらい経験」によって、必ず何かを学んでいます。そして、次に辛いことがあったとき、どう対処したらいいのかも学んでいるのです。いいことも、悪いことも、何でも経験。それをバネに大きくなっていって欲しいものですね。
