卒園児の保護者に会った日 - 子育てちょこっとヒント集 - Dengon Net

卒園児の保護者に会った日

2007-10-01

先生をしていると、成長した子ども達に会うこと、また、大変だった時期を一緒に乗り越えた保護者の方達との再会は、何よりうれしいものです。いつ会っても、現状報告や情報交換ができる仲間でありたいし、お互いを支え合える関係でいたいですね。

夏休みに入ったある日、私が以前、幼稚園で担任していた子ども達の保護者の方3人が訪ねてきてくれました。約束の時間に玄関のチャイムが鳴りドアを開けると、7年ぶりのお母さん達の笑顔。

「うあー、先生や~」「懐かしい~」お母さんたちが買ってきてくれたお弁当を食べながら、子ども達が幼稚園だった頃の懐かしい話に花が咲きました。

私が自分の子どもに話しかけるのを聞いて、お母さん達は「やっぱり先生やな」「子どもにしゃべる感じ、そのまま変わってないな~」。

そのうちに、今高校1年生になっている子ども達の話になってきました。「うちは中学受験したから、そのときが一番しんどかった」と、Tくんのお母さん。子どもと一緒にお母さん自身も勉強し、子どもに負けないぐらいがんばったそうです。

「うちは中2のときが一番荒れてたわ。友達とけんかして人にけがさせたり、ホンマに大変やった」というのは、Kくんのお母さん。

「うちは下の子が今中2。親に対して『ウザい』とかいうし」「そうそう、『ウザい』ってもう、口癖みたいなものよね」。

小さかった、あんなに素直だったみんな。一緒に幼稚園で過ごしたみんなが、いろいろなことにぶつかり、傷つき、ときには迷いながら大人になっていっている。人生は(子育ては)決して平坦ではないのだと、この日私は感じました。けれど、思春期のうちに悩んだり、辛い思いをしたことは決して無駄にはなりません。その後、その人はもっと強く生きていけるはずです。

うちは、まだ子どもが5歳。先輩であるお母さん達の話を聞いていると、子育ては、ま だまだ先が長いのだと思いました。そして、そのときの子どもの年齢によって悩みも全然違ってくるのだと…。最近は少年少女が、親や肉親を殺してしまうという事件をテレビでよく見ます。何が原因とひと言では言えないでしょう。子どもが何歳になっても、しっかり見つめ、心に寄り添っていきたいと思いました。