親と先生では、子供の違った面を見ることができます。外では我慢して内弁慶な子もいれば、その逆の子もいます。家庭と幼稚園でよく話し合い「連携プレー」ができれば、その子の全体像が見えてきます。
日本の幼稚園に子供を通わせようと、大阪に滞在して12ヶ月目。先日、担任の先生との卒園前の懇談がありました。今まで、幼稚園教諭として、保護者の方と懇談は何度も経験しましたが、保護者として担任の先生と話すのは初めてでした。娘の先生は、子供の良いところに目を向け、それを伸ばしてくださる先生で、親にとって子供をほめてもらえることがどんなに自信と安心を与えられるのか、ということを改めて実感しました。
私が「うちの子に、どこか足りないところがありますか?」と聞くと、先生は「精神的に弱い部分があり、誰かに理不尽なことを言われても言い返すことができません。嫌なことははっきり『嫌だ』と言えるようになるといいですね」と言っていただきました。
確かに、幼稚園でのおやつの時間に、「おやつを取り替えて」と友達に言われ、嫌と言えずに、家に帰ってから泣いていたことがありました。嫌なこと、困ったことは、はっきりと相手に伝える、また、どうしようもない時は先生に助けを求められるようになることが、今の娘の課題です。
また、慣れていることには意欲的に取組むのですが、新しい出来事や、あと1歩難しいことに挑戦する気持ちが少ないようにも感じています。
幼稚園に通い、いろいろなことを体験する中で、娘の長所短所を知ることができました。先生は親の知らない、集団の中での子供を見ていてくれるので、先生と話してみて、初めて気付くことも多いでしょう。
家庭でも、幼稚園でも、子供を育てていくうえで、この子の良いところはどこなのか、また、あと1歩成長すると、もっと良くなるところはどこなのかを、よく見ることが大切です。
人間は皆、良いところ、あと少し直した方がいいところを持っていると思います。「ここが悪いから、この人は全部がだめだ」ということはありません。あと1歩良くなるともっと良くなる、そういう気持ちで、子供に接して、長い目で育てていきましょう。
