今回はログインできているかどうかのチェックについての2回目。直接接続の場合についてです。前回同様、今まで書いてきたこととかなり重複しますが、重要ですのでここにまとめます。
ログインクライアント
前回お話ししたように、ログインはプロバイダが、会員認証を行った後、接続セッションを確立して、その後のアクセスを維持するための手順です。
プロバイダとパソコンは物理的に「線」でつながっているわけですが(途中にワイアレスという見えない線があるかもしれません)、その接続を使って「あなたは誰?」「私はXYZ(ユーザーID)です」「本当にXYZさん? パスワードを言ってください」「xxxxx」「OK、本人と認めます。セッションを開きます。どうぞお使いください」といったやりとりを行っているわけです。
このやり取りのためには、ソフトが必要で、パソコン側にあるこういうソフトを「ログインクライアント」といいます。前回、ラウター接続の場合は、この機能をラウターが担当してくれたのですが、直接接続にラウターはありませんから、パソコンの中でログインクライアントを走らせなくてはなりません。
前回同様、Optus Cableは例外で、こういうクライアントは必要ありませんが、それ以外だったら、必ずパソコン内のどこかにユーザーIDとパスワードを入れる欄があるはずです。
「ログインできているかのチェック」というのは、要するに、どこに「ユーザーIDとパスワードを入れる場所」があるかを見つけ、ないならそれを作ること。そしてユーザーIDとパスワードが正しく入っているかをチェックするということです。
プロバイダが提供するクライアント
ログインクライアントの設定を利用者にやらせるのは酷だろうということで、多くのプロバイダは独自のクライアントソフトを作って、加入時にCD-Romで利用者に送付します。これをインストールすれば簡単にログインクライアントが作れるようになっています。
たとえばBigpond のCableやADSL、OptusのADSLなどがこうした方式をとっています。こうしたソフトはインストールすると、そのプロバイダの名前やロゴのついたアイコンのショートカットができたり、あるいはステータスバー(時計付近の小さなアイコン表示域)にそういうアイコンが作られたりします。これをダブルクリックするとクライアントソフトが開きますから、ユーザーIDやパスワードが正しく入っているか確認してください。
PPPoE接続
ADSLではPPPoEまたはPPPoAというプロトコル(手順)を使ってログインとその後の接続(セッション)の保持を行います。Windows XPはこのうちPPPoEのクライアントを作れるようになっていて、プロバイダによっては、加入者に手順書を渡して、これを加入者自身に作らせるところもあります。
Bigpond ADSLではCD-Romを送ってくれますが、自分でPPPoEを作る手順もWebサイトに公表されています。また、Netspaceでは、Netspace提供の標準モデムを選択するとUSBによる直接接続となりますが、このモデムのドライバがCD-Romで付いてきて、これをインストールすると、ついでにPPPoE接続を自動作成してくれます。
手順書の方には、その後ユーザーIDとパスワードを入れるよう指示されています。このように各プロバイダとも、できるだけ利用者が簡単に接続を確立できるように、手順やソフトを工夫しています。しかし、上記のようにWindows XPであれば、プロバイダのソフトに頼らず、自分でPPPoE接続を作って、ログインすることもできます。
コントロールパネルからネットワーク接続を開き、左欄一番上の「新しい接続を作成する」をクリックし、「新しい接続ウィザード」を開始、「インターネットに接続する」を選んで次へ、「接続を手動でセットアップする」を選び次へ、「ユーザー名とパスワードが必要な…」を選んで次へ、プロバイダ名を入力して次へ行くとユーザー名とパスワードを入れる画面にたどりつきます。これを正しく入れれば終了です。そんなに難しくないでしょう?
こうして作られたPPPoE接続は一見ダイアルアップ接続に似た、二つのパソコンディスプレイと地球のマークのアイコンとして現れます。ここをクリックして開けばユーザーIDとパスワードが確認できます。
ユーザーIDとパスワードの確認
ユーザーIDとパスワードを入れる欄は見つかりましたか? パスワードは通常「*」などでマスクされているので、正しいかどうか調べることはできません。もしパスワードに自信がなかったら、入れ直すしか手段はありません。パスワードの入力は慎重に。
小文字と大文字はちゃんと区別して入れないとだめです。また数字の0(ゼロ)と大文字O(オー)数字の1と大文字のI(アイ)や小文字のL、数字の9と小文字のQは混同しやすいので要注意です。それから特殊記号はキーボード上の表記と実際に入力されるコードが異なることがあります。
おかしいと思ったら、別の場所に実際に打ってみるといいでしょう。
