
こんにちは、セシリアです。8月は広島と長崎に原爆が落とされた月です。27ページにあるようにJFPが平和コンサートを開催します。力ずくで戦争を終わらせようとした結果は惨憺たるもので、被害者は61年たっても平穏な生活ができていません。平和な暮らしを送るには国家や政府に頼らずに、自分の身の回りでできることから始めましょう。
時間をかけて丁寧に解決する

先日お母さんの庭に水を撒こうとしたとき、ホースがなかなか伸びませんでした。イライラして無理矢理引っ張るとどうにか伸びたのですが、大好きな花に引っかかっていて、引っ張ったときにダメージを与えてしまいました。よく見てから引っ張れば、こんなことにはならなかったと、あとで後悔しました。
冷蔵庫の中をよく見ないまま、買い物してきた物を押し込んだりすることもあります。私達は力任せにやってしまうことが多いと思います。そうすると、何かが壊れたり、こぼれたりして結果的には「損害」が出てしまいます。
日本で茶道をやって気がついたことは、もっと時間をかけ、落ち着いてきちんとやることの重要さです。お茶を入れるときも、運ぶときも、飲むときも、お茶碗を洗うときも、何段階か踏んで丁寧にやる…。目先の時間をセーブするのではなく、今やっていることをよく味わって大切にすることが大事だとわかりました。近道ではなく回り道をすること。そうすると心が落ち着き、結果的に問題解決の早道だったりします。茶道だけでなく、剣道、合気道、生け花など日本の文化には生活の仕方をよくするヒントがたくさんあります。
私は和太鼓の演奏を見ていつも感動します。力のすべてを長く太鼓に集中させる姿を見て、なんて素晴らしいのだろう、これを自分の生活に取り入れられたらいいな、と思います。無駄な動きがまったくなく、その集中力がうらやましく感じます。長い時間をかけて練習を重ねている成果です。
日本文化に詳しい人がいたら、自分の生活にその考え方を取り入れ、是非オーストラリア人にも教えてください。
Permacultureは合気道
Permacultureの先生、ビル モリスンは、「土地に空手をするのではなく、合気道をする」といいます。力ずくで土をよくしようとするのではなく、その土地の土の性質をよく理解して、土のなりたい方向に合わせるようにしたほうがいい土になるということなのでしょう。合気道が敵の力を利用して相手を投げ飛ばしたり、コントロールすることと同じ考え方です。
土地に化学肥料を撒けば簡単に作物は採れるようになるでしょう。でも果たしてそれがいい結果なのでしょうか。
有機栽培をしている土地は、時間はかかるけれど、土が肥えてそれが持続します。生活に茶道の考え方を取り入れるように、パーマカルチャーの考え方でいろいろなことを融合させるとよい結果が生まれます。たとえば、ニワトリは養鶏場の中に押し込まれず畑に放されてのびのび育ち、よい卵を産みます。ニワトリは畑の害虫を片付けてくれます。ニワトリの糞は肥料になります。
身の回りから「平和」にする
力ずくでやることは戦争にも似ています。ホースを無理に引っ張ったように、インスタントに結果がほしくて、武力を使ってしまいます。石油の取り合いで戦争をするくらいなら、現在の石油に頼る生活を見直したほうがいいでしょう。
自国の持つ資源、コミュニティの資源、自分の持っている資源で自立して暮らすことが、平和に暮らすことに繋がると思います。平和を作るのは政府の責任と思った時点で人任せになり、それ以上はすすまないでしょう。まずは身近でできることから始めましょう。
1. 自分の身体の環境をよくしよう
食べることは気持ちに影響を与えます。気分がイライラしたとき何を食べたかチェックしましょう。砂糖、肉、着色料を摂りすぎると、人によっては悪い影響があります。
大谷ゆみこさん(国際雑穀食フォーラム代表 Web:www.tsubutsubu.jp/07news/ootani.html) は粟や稗などの穀物をよりおいしく食べる提案をしています。粟や稗は土地が肥沃でなくても育つ強い穀類で、身体にもいいものがたくさん含まれています。多くの人が粟や稗を見直して食べるようになれば、健康な人も増え、農業の方法も変わるでしょう。
また、頭の中の刺激だけだと、ストレスがたまります。適度に身体を動かすことも大切です。
2. 家の中を落ち着いた環境にしよう
以前、イギリスのチャーチル首相はこういいました。「私達は建物を立て、建物が私達を生かす」。これは周囲の環境が人間に与える影響が大きいことを言いたいのだと思います。悪い台所は離婚を招く、ともいわれます。
Permacultureの考え方では、身の回りの必要なものを正しいところに置くことをすすめています。私はTVを見ると刺激が多すぎて落ち着いた気持ちが薄れてしまいます。消費を促すようなTVコマーシャルや雑誌は、見なくてもいいと思っています。TVを居心地のいいリビングルームに置かないようにすると、生活が変わるかもしれません。
本当に必要なものを選び、それを身の回りに配置することを考えましょう。家は住むためのものであって、買った物を置く倉庫ではないと考えるといいでしょう。
日本で自動販売機を使うのをやめたら、そのエネルギーは原子力発電所の一つ分に相当すると聞きました。皆さんはオーストラリアに来て自動販売機を使いましたか? おそらく日本にいたときよりも少なく、もしくはまったく使っていないと思います。そのくらい必要のないものなのではないでしょうか。
こういうことを考えていくと、車で出勤しなくてすむ環境が整い、ガソリンと通勤に使うエネルギーを節約できます。茶室のような小さくても目的に合った居心地のいい部屋に住めば、掃除は少なくてすむし、エアコンも少ししか使わなくていいでしょう。もし大きな家に住んだら、毎日掃除や手入れをするだけで家の奴隷のようになってしまうかもしれません。
みんなが10年、20年先のことを考えて、すべてを設計し直せば、戦争のない、原子力発電に頼らなくていい社会になると思います。
Tips ヨガで頭の中に平穏を!
このポーズは、寝る前にするとグッスリ寝られるようになります。
ヨガは自分の体を観察し、弱いところを強くしてくれます。体が強化されると心に平穏がもたらされ、考えごとにも集中しやすくなります。
私のヨガの先生Katieは、North MelbourneとArmadaleに教室を持っていて、ポーズだけではなく、ヨガの考え方を日常の行動にどう活かすかも教えています。6回で$40というリーズナブルな値段。私も週に1回は行くようにしています。みなさんもいかがですか? (Mob:0410-030-161 Katie)
