池は生活のオアシス - Permaculture すろーらいふ - Dengon Net

池は生活のオアシス

2006-10-10

こんにちは、セシリアです。私の部屋の隣にはバルコニーガーデンを作っています。小さいスペースですが、そこに池もあります。植物も池もお互いが助け合ってより良い環境を作り出しています。ここは私にとって特別な生活空間となっています。

植物と池はいいコンビネーション

私にとって、バルコニーに池を作るのは大きな夢でした。いつもシャワーの排水をリサイクルしたいと考え、その排水をバケツに貯めて植物にあげていました。ある日ベランダに置いていたバケツの水に太陽の光が反射して、隣の部屋の天井にゆらゆらきれいな陽だまりを作りました。フランスの田舎の川岸で過ごした素敵な午後を思い出しました。

それをきっかけに椅子から立ち上がり、重いワインの樽を半分に切ったものをがんばって1人で運びました。階段を何回も往復して池の水を貯めました。それまで「水を運ばなくてはいけない」と義務感を自分に課していましたが、「欲しい」「こうしたい」「もっと素敵に」という感情が人を動かすことがわかりました。

ワインの樽にひとまわり小さいプラスチックの植木鉢を入れ、そこに水を張りました。金魚も3匹います。そして樽とプラスチックの容器の隙間に土を入れ、そこに植物が育つようになっています。

ところで、池の役割は主に三つあります。 1. 水遣りを簡単にする。 手が届くところに水があると水遣りを忘れず、植物が死んでしまうことを防ぐことができます。目の前に必要なものを置いておくと忘れないし、億劫がらずにできます。 2. 周りの温度を安定させる。夏は昼間の暑さを吸収し、夜放射するので、周りの植物にとっていい影響を与えます。打ち水もできます。 3. 鏡の代わりに、暗いところや植物に光をあてる。水面が反射して、バルコニー自体が明るくなります。

その他にもいいことがあります。通りの車の音が気になるような場所なら、噴水や水が流れるようにします。水音で車の音が気にならなくなり、別世界になるでしょう。また、水の動きで周りの空気にマイナスイオンが発生します。滝や川のそばに行くと、心がマッサージされるような心地良さを体験するでしょう。池はその「ミニ版」です。

金魚に助けてもらおう

  他の生き物と人生をシェアするのは楽しいですよ。私の池の金魚は1匹$4ぐらいで買いました。ここ数年で随分大きくなりました。

パーマカルチャーの考え方で、人間が労力や化学肥料を使う代わりに、他の生き物に助けてもらう方法がここでも活用できます。

金魚を入れると池が変わります。金魚の役割も三つあります。 1. ボウフラを食べてくれる。金魚は池のコケを食べるだけでなく、蚊の発生も防ぎ、水をきれいに保ちます。 2. 水を栄養のあるものに替えてくれる。金魚のフンやおしっこが池の水を養分のあるものに替え、その水を植物にあげることができます。 3. 金魚がいることで、バルコニーの世話を欠かさずやる。金魚に朝ごはんをあげるために必ずバルコニーに行きます。ついでに、必要なら池の水を汲んで植物に水を遣り、その分池に新しい水を加えます。そうしてそこで楽しい時間を費やすことが日課になります。

金魚がいてくれることで一石三鳥。また、池の縁に植えたナスタシアムは蛾を呼び寄せる役目をしていて、バルコニーの他の植物を助けています。蛾を寄せ付けたナスタシアムには蛾が卵を産みますが、そこで幼虫になったときに見つけやすく、幼虫は金魚の餌になります。  

魔法使いのおばあさんのように

シンデレラのお話に出てくる魔法使いのおばあさんは、馬車と御者を作るのに、かぼちゃとねずみが必要でした。何もないところから何かを作るのは、魔法使いにとってもむずかしいことです。

池を作るときも「ゼロ」から始めるのはむずかしいので、まずは水を貯められる小さいものを使うことから始めてみるといいでしょう。身のまわりにあるプラスチックの容器やベビーバスでもいいと思います。

それを置くことで、どこに置くといいか、大きい池にするにはどうするか、創造力を働かせるきっかけになります。ガーデニング店で池そのものも売っていますが、市販のものを買うと、たくさんお金を遣ってしまいます。

バルコニーは庭より小さい場所ですが、小さいからこそ、世話が簡単で自分の思うようにきれいに快適な場所にすることができるし、しかもお金を遣い過ぎることはありません。

私が池を作るときに思ったのは、夢を諦めないことが大事だということ。私は何かをしたいときには、いつも見る場所や冷蔵庫にイメージを貼っておいたり、パソコンのスクリーンセーバーにしておきます。

そうするとイメージが固まって実行しやすくなります。たくさんの夢をかなえたいです。死ぬときまでに「かなった夢」がないと、きっと人生がつまらなかったと後悔することになるでしょう。