
こんにちは、セシリアです。日本の友人に紹介されて、アメリカである人に会いました。その人は台所で使った油で車を走らせることに成功しています。
一人ひとりがそうした工夫をし、少し手間をかけることを惜しまなければ、世の中が住みやすくなるのではないでしょうか。
「天ぷらカー」
この間サンタモニカに行きました。ハリウッドの近くで、電車やトラムがなく、車がないと生活できない場所です。そこで私は「天ぷら油」で走る車を作っている人に会いました。
彼はBrian。ストレスの多い現代社会が嫌になって、彼は以前森で暮らしていたそうです。そこで彼は、自然の尊さを再確認し、アメリカ社会で大量にガソリンを消費するのをもったいないと思い、森の中で車の改造を始めました。それは使った食用油で走る車にすること。
ディーゼル車は、食用油で走ることはできるのですが、完全燃焼させることができないのでカスが残り、そのせいでエンジンの寿命が短くなってしまうと聞きました。
彼は80年代のベンツを改造しています。エンジンが単純な形をしていて改造しやすく、丈夫で長持ちするベンツなら、もしエンジンの寿命が短くなっても気がつかないですむから(笑)といっていました。

古いベンツを買って改造し、5000ドルぐらいで売っています。アーノルド・シュワルツネッガーの車は燃料をくうことで有名でした。環境にも悪いと評判になり彼に改造してもらったと聞きました。Brianが、この方法を始めてからすでに5年たっていて、約900台も改造しています。
今でも最初に改造した車は走っているのですから、消費したと考えられるガソリンの量は相当な量になるでしょう。彼のところに車を持っていくと数百ドルで改造してくれます。詳しくは、Webで見てください。
このアイデアのいいところはたくさんあります。
- 捨てるもの、古いものを利用している 飲食店などは、油を捨てるためにそれまでお金を払っていました。
- 車の後ろにいてもガソリンくさくない天ぷらのにおいがして幸せな気分になります。
- ガソリンがなくても、移動できる車に 限られた資源を守ることになります。
- ガソリン代がいらない 今まで使っていた燃料費を別のものに使うことができます。

彼はこの方法をもっと広めたいと思っていますが、排気物がまだ正確に調べられていないので、政府が完全には認めていないそうです。どう考えても、食用油ですから、悪い排気物はないと思うのですが…。
生態系を考える
彼の活動は、ガソリンの消費を食い止めるものです。ですが、そのために食用油の需要が多くなったらどうなるでしょう。
野菜畑や果物畑が食用油の畑に変わって、ほかの農作物が高くなってまうかもしれません。
ゴア副大統領の映画「An Inconvenient Truth」では、「みんながハイブリットカーに乗ればいい」といっていましたが、世界中の人が新しい車を買ったら、古い車が無駄になります。新しい技術、テクノロジーは、新しい問題を生み出すことも多いと思います。
車のない生活を想像する
私が一番いいと思う方法は、都市計画の改良です。サンタモニカから日本へ戻るとき、飛行機の中で「三丁目の夕日」という映画を見ました。
日本の50年前の生活が見られました。街の人々は車を持たず、ご近所さん、友達同士助け合って生きていました。職場も家から徒歩か自転車でいけるところにありました。
1930年代までのメルボルンもトラムの走る通り沿いに家を建てていました。この間お葬式に行ったら墓地の真ん中に駅がありました。Upfield Line のFawkner駅です。
昔は電車の後部3両がお葬式のために使われていたようです。車がなくてもお葬式もできたのです。
まずは車がない生活を想像することから始めましょう。子どもの学校の近くに住めば、車の送り迎えは必要なく、歩いて帰ってこられるから、お友達も遊びにきやすいでしょう。
技やスキルを磨き、家で仕事ができるようにすれば、ガソリンだけでなく、通勤時間も必要なくなります。通訳、クリーニング屋さん、パイプの修理屋さんのような職業を選べば、ご近所さんと仲良くなる時間も増えるし、コミュニティの輪も広がります。
まさに、パーマカルチャーの考え方の一つ「一石三鳥」です。少しずつ車に乗らない生活を始めてみませんか。
