みんなシェアするものを持っている - Permaculture すろーらいふ - Dengon Net

みんなシェアするものを持っている

2007-04-30
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こんにちは、セシリアです。パーマカルチャーには、3つの目的があります。一つは地球をケアすること。二つ目は人間の世話。そして今回は、3つ目の「あまったものを分け合うこと」についてお話します。

気付きが大事

オーストラリアに来ている人は、「何か新しいことを始めよう」、「自分の道を見つけたい」と考えている人が多いと思います。

まるで「魔女の宅急便」に出てくるキキみたいな人。キキは自分の家を出て新しい国に行ったとき、自分の居場所を探さなければなりませんでした。

でも、困っているパン屋のおばさんを見て、自分に簡単にできることを見つけて彼女を助け、そのおかげで住むところを提供してもらい、宅急便の仕事ができることに気がつきました。

また、キキはいつも自分がほかの人にしてあげられることがないかを探していました。キキが手伝った人は、友達になったり、今度はキキを助けてくれました。

自分だけにできること、才能や技術、余った時間やエネルギーをほしがっている人に少しだけ分けることで、新しいチャンスを生み出したり、コミュニティがうまくいくようになることが多いと思います。

私の家に泊まる人達は、キキのように積極的にがんばっている人が多いです。たとえば、まいさん。彼女は写真家になりたくて写真の専門学校を出ています。

先月行われた国際フラワー&ガーデンショーのとき、Jane Davenportという、自分の夢を追い続けて成功した、テントウ虫を専門に撮っている写真家が出店すると聞きました。彼女のようになりたいと思っていた私達は、仲良くなるためにはどうすればいいか考え、ボランティアをすることにしました。

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そうして、彼女と仕事に対する考え方やライフスタイルをシェアしました。すると、そのボランティアを1週間休まずやり通したまいさんの働きぶりを見たJaneは、「今度シドニーである私の仕事を手伝ってくれない?」と誘ってくれたのです。

まいさんは自分にできる小さなことから始め、彼女と分け合うことで、彼女とのつながりを見つけ、自分の夢を叶える一歩を踏み出しました。

シェアする時間や技術がないと思いがちですが、自分が強い夢を持っていれば、忙しくても時間を作り出し、できることを見つけたり、人と分け合うことができ、自分の世界が広がるでしょう。

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シェアする楽しさ

実は、オーストラリア人には悪い癖がありました。昔は「仕事をするのは損、仕事をしないほうが得」というところがあったように思います。たとえば皿洗い。私も以前は自分以外の誰かがお皿を洗ったら私の勝ち、テレビを見ているほうが得、という気分になりました。

でもよく考えたら、たとえ私が勝っても、愛する家族の誰かが皿を洗っているのです。WOOFingをしたとき、「あなたの番」、「いや、きみの番だよ」といつまでも繰り返し、結局家の中は汚いまま、というカップルもいました。

私が皿洗いを積極的にやろうと思ったのは、日本に住んでいたときに友達を見てからです。友達は食後サッサと席を立ち、皿洗いを終わらせます。鍋は熱いうちに洗ったほうがすぐにきれいになるのもわかりました。

自宅のパーティーで誰かとおしゃべりしながら、一緒に皿洗いをしたほうが、楽しく早く終わります。最近では、「私が洗うから、あなたは拭いてくれる?」と頼むようになりました。みんな快く引き受けてくれ、それで皿洗いも楽しい生活の一部になりました。

自分が何かをし始めるには少し勇気がいるかもしれないけれど、誰かに頼んで一緒に始めるといいでしょう。がんばっている人がいれば、その人を手伝う気持ちは自然に出てくると思います。

昔は、分け合うことは当然のことでした。現在は会社から給料をもらい、何でも買って済ませてしまうことが多いでしょう。コミュニティのつながりが薄くなって、お互いを頼れなくなってきています。

職場や近所で分け合うようになると、つながりが変わると思います。たとえば、自分の得意な料理をいつもより多めに作って周りの人に分けるだけで、会話のきっかけになるでしょう。

メルボルンには、日本文化に興味を持っている人がたくさんいます。日本人がそんなオージーの家に呼ばれたら、お茶をたててあげたり、日本料理を作ってあげたり、武道の考え方について教えてあげたりすると喜ばれます。

家にあがるとき靴を脱いで揃えておくのをみて、「あぁ、うちでいつも靴を脱ぐようにすれば、床やカーペットが汚れなくていいな」というように、インスピレーションが湧くでしょう。お互いの文化の違いをシェアすると、相手にいい影響を与えることがあるでしょう。

ボランティアは友達と一緒に

私が最初に東京に住んでいたときは、まだ紙のリサイクルがありませんでした。妹が来たときに一緒に考えて「これはなんとかしなくては」と区役所に行くと、リサイクル用の箱と旗をくれました。「アパートのゴミ置き場に、この箱に紙を入れて旗を立てておけば、リサイクル用として処理します」といわれ、早速実行しました。

1年後オーストラリアに帰るとき、この「責任ある仕事」を誰かに頼もうと思い、アパートの掲示板に募集をしました。するとたくさんの人が名乗り出てくれました。そのとき思ったのは、1年前に「みんなで紙のリサイクルしませんか?」と呼びかけたら、協力者が増えて、もっとリサイクルができていたかもしれないということでした。

自分達だけでいいことをしていると、得意がっていたようなところもありました。でも、このときから、ほかの人と共有するほうがもっといいことに気がつき、実行しています。

辛いとき、問題が起こったとき、新しいことに挑戦するとき、再度「魔女の宅急便」を見てキキをお手本にするといいでしょう。