ヨーロッパ便り デンマーク編 - Permaculture すろーらいふ - Dengon Net

ヨーロッパ便り デンマーク編

2007-10-31
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先月号と今月号では、特別にヨーロッパからお便りしています。ヨーロッパ便りをもっと見たい人は、以下のブログを見てください。 http://www.balconyofdreams.blogspot.com/ http://www.flickr.com/photos/cecilia_macaulay/

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こんにちは、セシリアです。先月号に引き続き、ワーキングホリデーで訪れているヨーロッパからお便りします。

12年前、デンマークにたくさんある“エコビレッジ”を訪ねました。コペンハーゲンの素敵な通りを歩いているとき、コートヤードでのんびりとランチを楽しむグループに出会いました。私がひとりだったので、淋しそうに見えたのでしょう。彼らは「一緒にランチをどう?」と誘ってくれました。そして、その晩の宿がないことを知ると、そのうちのひとりが宿を提供してくれました。その彼は、今や有名なライターとなり、今回、彼に再会した私は、彼のデンマーク語のベストセラー「Personal Branding」という作品の英訳の仕事をしています。

デンマークは、車を生産していない国です。ほかの国と違って、政府が車を推奨していません。ほとんどが平地で小さい国なので、徒歩と自転車で十分、事足りるのです。そして、風力を無駄なく使っています。デンマークで必要なエネルギーの約20%は、風力タービンによるものですが、風の強い日には70%にもなったことがあるようです。

私はこれまで、風雨の当たらない谷間の方が好きでしたが、ここで、平地の美しさを発見しました。

アパートの近くに、世界で最も古く、美しいアミューズメント・パークで、庭園としても知られるTivoli Gardensがあります。アンデルセンは、100年以上も前に、湖と花々に囲まれたこの場所に座って、童話を書いたのです。私はこの庭を自分の庭のように楽しむことができました。

夏が終わる頃、コミュニティの人達はTivoli Gardensの古いチューリップの球根を持ち帰り、新しい球根を植えるために、土を掘り起こす手伝いをしていました。彼らは、来年、自分達の植えた花を見るためのチケットをもらっていました。このようにデンマークは、自分が貢献したことが、目に見えて価値のあることと信じさせてくれる国なのです。

あるときTivoli Gardensでは、パーマカルチャーの「食べられる庭」の展示がありました。果物の色でアレンジを変えたりして、見て楽しめるだけでなく、果物や野菜の植え方のヒントになる内容が、もりだくさんでした。写真のキンレンカは、育てやすい種類で、たとえば、お隣の庭から枝を切ってもらって、自分の家に植え、毎日水をあげるだけで簡単に育ちます。若い葉と花は、サラダとして食べられるだけでなく、害虫のButterfly Moth(蛾の一種)を集める役を果たします。

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個性的なアーティストとして知られるTage Andersonの展示会がありました。King Christan4世のお城の庭に、妖精がいてもおかしくない、別世界のような雰囲気の庭を作り出しました。彼の花屋でも、入場料を取るくらい芸術的なアレンジをしています。写真は、私の最も好きなパーマカルチャーの植物、パッションフルーツが飾られているところ。そのツルは、夏に涼しい木陰と、複雑に入り組んだ形の青い花、そしてもちろんおいしい果実を作ります。

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コペンハーゲンでは、アパートの前に、街を走り回るための自転車が置いてあります。車よりも自転車のほうが多く利用されているようです。よく使うものなので、いとおしんで、美しい花を飾ったり、色を塗ったりしている、オリジナリティ溢れる自転車をよく見かけました。ギャラリー、ガーデン、かわいいお店は、街の一角に密集しているので、移動のために必要なのは自分の足と靴になりました。それは、静かでくつろげる村の生活のようでした。

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午後の散歩の途中で、アパートの4階にある手入れの行き届いたバルコニーガーデンを見つけました。緊張しながらドアベルを押し、「私はバルコニーガーデンの先生をしているセシリアです。あなたの庭を見せてもらえませんか?」と言いました。快く承諾してくれたこのSteen Jespersonと奥さんによるバルコニーガーデンは、夕陽と湖の白鳥を見渡せる、手入れの行き届いた庭でした。1m四方の宝石箱のようです。彼らは、私が庭に興奮していることが得意そうでした。彼ら独自の日傘を使った節水方法などの工夫は、上記のブログで見てください。

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自然の中で眠りに落ちていく、夢のような喜びは、私達が忘れがちなことのひとつです。時々、海辺の昼寝を楽しみました。石の放射熱でほんのり暖かく、デンマークの波の音で寝かしつけられました。彼方に船が通り過ぎ、心地よく眠りにつきました。眠っている間、人間は悪いことをしません。買い物もしないし、ケンカも心配事もないでしょう。もっと昼寝の時間を作ろうと自分自身に約束しました。

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