Kri Kri - いただきます - Dengon Net

Kri Kri

2006-06-06
スカロップ・サガナキ

大きなホタテがゴロゴロ入った、スカロップ・サガナキ($25.50)。

バラエティ豊かな料理を小皿で楽しむ店

チャイナ・タウンを抜けると、マスタード・イエローの外観が目を引く『Kri Kri』。今回は地元グリークはもちろん、オージーも足繁く通うお店で、いただきます!

Feta Saganaki 見た目もきれいなフェッタ・サガナキ($14.50)とピタパン($2.60)。

Lamb ラムが苦手な人でも大丈夫。アラニッサ・パイタタキ($18.50)。

Village Salad ドカンとフェッタ・チーズがのったビレッジ・サラダ($12.50)。

バックラバ シナモンが効いた甘さ控えめのバックラバ($7)。コーヒーとの相性も抜群。

メルボルンには、たくさんの移民コミュニティーがある。その中でも、代表的なコミュニティーの一つが、グリークだ。実は、ここメルボルンは、世界で2番目にギリシャ人の多い都市。食べることにかけてはヨーロッパでも有数の情熱を持つギリシャの人々。ギリシャが長年オスマン帝国の統治下にあった関係から、トルコ料理の影響を大きく受けていて、イタリア、南フランスの地中海料理とは違ったギリシャ料理。必ずおいしい料理に出会えるはず!

ギリシャ料理というと「量が多くて飽きてしまう」「どの料理も味付けが単調でつまらない」「肉ばっかりで重過ぎる」などの声をよく耳にして、どうも今一つ人気がない様子。

オーナーのRenさんに伺うと、「残念なことだけど、ギリシャ料理の看板を立てている店の中には、マリネした肉を焼くだけの店が多いもの事実だね。でも、うちは伝統的なギリシャ料理をお客さんに楽しんでもらっているよ」と胸を張る。

Renさんのいう伝統的な料理とは、新鮮で上質な食材、ほどよいスパイスとハーブの香り、オリーブオイル・バルサミコ酢・レモン汁、素材の持ち味を生かした調理が欠かせないもの。確かに、メニューを見ると肉はもちろん、シーフードや野菜、ハーブがふんだんに使用された料理が並ぶ。さらに、小皿料理で、前菜やメインの区別がないのも特徴。いろいろな料理をみんなでおしゃべりしながら分け合うのがグリーク流。Renさんいわく「スペインのタパスや中華の飲茶感覚」。これなら日本人にも気軽に何種類かの料理が楽しめる。

さて、最初に運ばれてきた料理は、フェッタ・サガナキ。太陽をたっぷり浴びて育ったトマトと、ヤギのミルクから作られたフェタチーズをメインに、赤ピーマンと黒オリーブ、コンチネンタルパセリも入ってグリルされた一品。トマトの酸味とフェタチーズのこく、黒オリーブの旨みがうまくミックスされ、アッサリしているが、奥深い味になっている。チリの辛さがアクセントになっていて、ピタパンと一緒に食べるとガンガンいける。

そして、料理のお供はグリークワイン(グラス$5~)。そもそもワイン造りの原形はエジプトやシュメールなどから伝えられ、ギリシャで発達、開化したといわれている。今回いただいたワインは、赤、白共にサッパリ軽めでスッキリとしたのどごし。そのほかに、食前酒として愛飲されているのがウゾ。蒸留酒の一種で、水で割ると白く濁り、独特のアニス(八角)の香りがするクセのあるお酒。

次の料理は、スカロップ・サガナキ。大きなホタテがふんだんに使われた贅沢な料理。こちらも、トマトとフェッタ・チーズが使用されているが、ホタテのダシがトマトソースに出ていて、とてもマイルドな味。パスタと絡めてもおいしそう。ちなみに、サガナキとは鉄板焼きのこと。

定番のグリークサラダ。トマト、キュウリ、フェッタ・チーズと、グリーク料理に欠かせないカラマタ・オリーブのサラダだ。オリーブ・オイルとレモンジュースのサッパリ感が、口直しにピッタリ。アラニッサ・パイタタキは、ラムの炭火焼きをラムのマヨネーズベースのソースでいただくシンプルな料理。それだけに、素材の良し悪しで全てが決まる。正直なところ、ラムはちょっと苦手な私だが、このラムは特有のクセがなく、やわらかくて美味。是非お試しを。

最後はデザートのバックラバとグリーク・コーヒー。バックラバは、パイにクルミとシナモンがたっぷり包まれたもの。シロップに浸され、卒倒しそうなほど甘いものが多いが、ここのバックラバは、シロップに浸していないので甘さ控えめで日本人好みの味。グリーク・コーヒーは、一見イタリアンのエスプレッソだが、飲んでみるとまったく別物。粉ごとカップに注ぐのでトロリとしている。ただし、飲むときの注意が一つ、カップの底にはコーヒーの粉が沈殿しているので、飲み干してはいけない! 

2階には、ファンクションルーム、ランチ・バンクエットやディナー・バンクエットもあるので誕生日などのパーティーにピッタリ!

ごちそうさまでした!