
誰でも気軽に入って楽しめる何でも揃った中華料理店
サウスヤラ駅前の静かなムードの中に、突如出現した活気に満ちた香港スタイルのレストラン。庶民的かと思えば、それだけでは終わらない、その不思議な魅力に迫った。
クセになる味、Mince Pork Fried Rice with Dry Olive ($8)。
お試しあれ! クロコダイルのOX醤ソース($19.80)。
ソースとの相性も抜群、ソフトシェルクラブ($6.80)。
大人気のチリ&ガーリック・クエール ($5.50)。
鰹節のアクセントが効いて、じんわり美味しいかぼちゃ料理($18.80)。
不思議な食感、Deep Fried Milk Jelly($13.80)。
この店ができたばかりの頃、先輩に連れられて出掛けたのだが、高級感のあるサウスヤラにリッチモンドのような中華レストランが出現したことにとても驚いた。ドアを開けると、ディナーの時間はもちろん、ランチ時間も混んでいて、活気に溢れている。
安くて新鮮な盛り合わせやフライドライス、ヌードルなどが7ドルぐらいからあり、庶民にはありがたいメニューが並んでいる。ところがそれだけには留まらず、高級食材も揃っている。しかもどれもが新鮮でサービスがいい!というわけで、今月は誰でも楽しめるパシフィック・シーフードBBQハウスで、元気にいただきます!
マネージャーのアレックスさんはきさくな人で、前回はそれと知らず、お茶を持ってきてもらい、気が利く店員さんだと思った。今回も話題に上った料理を次々にテーブルに並べてくれて、にこやかなサービス精神と対応の早さに驚かされた。
そのアレックスさんのイチオシがDeep Fried Prawns with Golden Egg Yolk。新鮮なエビにダックの卵の黄身を付けて揚げた料理で、エイジ紙のグッドフードガイドで賞を取った自慢料理だそうだ。一見、通常のフライだが、食感はまるで違い、ふんわりとやわらかく、まろやかにおいしい。中華料理にありがちな、大きいけど味のしないエビのイメージを見事に一掃。周囲の揚げたブロッコリーの葉も香ばしく、このレストランは庶民性だけではないと実感。
この料理も含め、定番メニューに載っていない料理がたくさんある。種類が多すぎて対応しきれないのと、シーズンによって食材が違うからで、店内には英語と中国語でカラフルにスペシャルが張ってあるので、それにも注目。張り紙が多すぎて見当がつかない場合は、店員さんに気軽に聞いてほしいとのこと。今日のおすすめや、こんな料理はないの? と聞けば、対応してくれる。アレックスさんを捕まえれば間違いないかも。
一緒に出てきたのはMince Pork Fried Rice with Dry Olive。中華料理でオリーブなんて出てきたっけ? 実際、オリーブというよりザーサイ風味ではあったが、非常に食べやすく、いくらでも箸が進む味で、なかなかのおすすめ。
続いてクロコダイルのOX醤ソース。クロコダイルはさっくりした白身魚風で、ソースによく合い、違和感もなくおいしく食べられる。やわらかいフィレ肉を使っているそう。
そして人気料理のソフトシェルクラブ。揚げたクラブは外側がパリッとして、内側はソフト。ほんのり甘いチリプラムソースでいただく。これが1匹$6.80なんてびっくり。
次はクエール(うずら)で、カリッと揚がっていて香ばしい。ガーリック・チリ味で、大きなドライガーリックと小さな生ガーリックで2倍のガーリック風味。この料理も人気で、週に300皿は売れるそう。とにかく安くおいしく食べてもらうのがモットーの人気店なので、食材の回転が早く、新鮮さには自信を持っている。
更に登場は新作料理。半分に切ったパンプキンをお皿にして、パンプキンとドライ・スカロップ、日本の卵豆腐を使った料理。スカッロプの味が効果的で、一種懐かしい味わい。
最後にこれも珍しいデザート、Deep Fried Milk Jelly。ほんのり甘いミルク味で、マヨネーズを付けて食べる。初めてだが、忘れがたい味わいかも。
このほか、いけすにも新鮮な魚介類がたくさん出番を待っていて、隣のテーブルの人が食べていたヒラメの丸揚げもおいしそうだったし、日本人に人気のある、あわびしゃぶしゃぶも事前に予約で確認すれば、ほかのレストランより気軽な値段で食べられるらしい。
タスマニアから直送した野生の巨大カキも、定番の蒸し料理だけでなく、酒としょうゆのグリルもあるそうで、これもなんと一つ3ドル!
今度来るときは、あれにも挑戦したい…とお腹が一杯にも関わらず、次回のメニューを考えながら店を後にした。
ごちそうさまでした!

