
明石焼き $7.50

カツカレーセット $15

とんぺい焼き $8

焼肉セット $15

鶏のから揚げセット $14
ニューにはバラエティー豊かな小皿料理が並ぶ。アンティークの着物地で作ったオブジェを壁に配して、女性のおもてなしの気持ちを表現したインテリアに、座り心地のいいイス、カウンターもあり、オーナーの影山さんの奥さん、圭子さんをはじめとしたスタッフの笑顔もいい。
日本ならどの街にもありそうな、居酒屋というにはちょっとおしゃれで、小料理屋より気さくな感じの店だ。パーラメント駅から3分ぐらいの近さにあって、仕事帰りにちょっと一杯飲んだり、映画の帰りに友達と寄ったり…。そんな雰囲気が想像できて、ちょっと得した気分で、いただきます! この店の特徴は、おつまみ料理とカップ酒。懐かしい料理も多く並び、わくわく気分になるし、栄養のバランスも考えられているのか、サラダの種類も豊富なのが嬉しい。日本から仕入れた、かわいいイラスト付きのカップ酒は、飲み終わったら持ち帰れるそうで、それを選ぶのも楽しい。
通常は冷酒として出しているが、希望すればお燗もしてくれる。もちろんビールやワインも飲める。焼きおにぎり、鮭茶漬けなどもあるので、家族連れや女性でも、家庭的な雰囲気で食事ができるし、手作りの料理なのにお手頃な価格で、学生さんにも喜んでもらえそう。特に関西出身のオーナーの選んだメニューは、関西人には懐かしさも倍増のはず。
その筆頭が、明石焼き。関東人のレポーターには初めての味。知らない人の為に解説すれば、たこ焼きに似ているが、たこ焼きよりも柔らかくて、専用の出し汁に付けて食べる。ちょっとはかない味わいが気になって、次の1個に誘われる感じ。ランチセットの小鉢としても出てくるので、未知の人はぜひ体験してみてほしい。
もう一つ、これまで聞いたこともなかったのが、とんぺい焼き。初めての味が続いて、気分も高まる。これも関西の味で、お好み焼きを巻き込んだ感じなのだが、中の豚肉、とろろこんぶなどの具が濃厚なソースと混ざり、ああ、豚肉だから「とん」なのね、と納得。元気の出る味わいがいい。
続いて日本のおつまみの代表選手なのに、メルボルンでは珍しい、モツ煮、川えびのから揚げ、手羽先のごま正油煮が登場。さすが本格日本料理のあかとんぼ、下ごしらえは十分で、モツ煮はすっきり柔らかくてコクがあり、ビールが飲みたくなる味。
川えびは、通常の5倍ぐらいの大きさで、「普通のえびじゃないですか!」と言いたくなったが、食べてみれば、そのパリパリ感は見事に川えび風。頭から全部食べられ、カルシウムの補給になった感も十分。オージーにも人気の一品だという。
そして、手羽先のごま正油煮は、圭子さんご自慢の品で、触った瞬間に鶏肉が骨から剥がれ落ちるほど柔らかいのに、サッパリした味付け。取材班の主婦から、夕飯のおかずに持ち帰りたいとの声も出た。
この他、ちりめんじゃこおろし、黒はんぺん、かき酢、焼き鳥(塩もある)、焼ギョーザ、いかの一夜干し、黒豚のみそカツ、うなぎ柳川煮、おろしそば、巻きすしなどなど、郷愁を誘う名前が並ぶ。
ランチセットもあり、2種類の小鉢、味噌汁付きで15ドル前後。鶏のから揚げは、皮を取り、ふんわりと仕上げてあって、食べやすい。しかもごまだれ。焼肉は、ほどよい甘みのしっかりした味付けで、ご飯がすすむ。
カツカレーも、洋食屋さんの本格カレー風のルーが効いている。通常、単なるおまけになりがちな味噌汁も、赤だしのおいしさが印象的で、満足感を高めてくれる。これから夏に向かい、食欲も減退しがち。そんな時に立ち寄って、元気を出すにはピッタリの店ができた。
ごちそうさまでした!
