わびさびサロン - いただきます - Dengon Net

わびさびサロン

2005-02-01

レトロな内装、確かな味わいのメニュー、気さくなサービスの三拍子が揃い、日本のおしゃれな街角にあっても不思議のない個性豊かな店、わびさびサロンの魅力に迫った。

この掲載、次のレストランをどこにしようかと相談中、いつもは静かなデザイナー氏から一言、「わびさびはどうですか?」。そんなレストラン、聞いたこともないぞ。というわけで、行って来ましたスミス・ストリート。今回は居酒屋風レストランで、いただきます!

店に入って、内装にびっくり。まるで日本の手作り風居酒屋で、懐かしいムード。オーナーのともやさんはアーティスト風でおしゃれな感じ。自分たちで店のコンセプトから内装のほとんどを手掛けたというのもうなずける。元旅行会社勤務で、海外に店を出すのが長年の夢だったそう。外国に日本文化を見せたいという意気込みが伝わってくる。パートナーのソフィアさんは日本在住2年とは思えないほど日本語が上手。彼女も18歳からカフェをやりたいと思っていたそう。そこに若さに似合わず、日本での本格居酒屋経験の豊富なシェフのあつしさんが加わり、強力トリオが誕生したらしい。

メニューも全てシェフの手描きで、基本は定食。サーモン八丁味噌焼き、煮魚、豆腐と牛肉のバーガー、鶏肉のアスパラ巻きフライ(ワサビマヨネーズ付き)などの主菜に、冷やしナスか切り干し大根の付け合わせ。ご飯は、ゆかりご飯、海草ご飯、白飯から選べて、ディナーで$16・80から$18・80。これだけで普段は大食いのオージーも満腹。野菜たっぷりのけんちん汁($3・50)まである。 

今回は裏手の縁側風お座敷席で、煮魚定食に挑戦。さすが魚料理が得意というシェフの味付けは抜群で、程良いしょっぱさがご飯を誘い、冷やしナスのまろやかさが落ち着きをもたらし、ここは伊豆の温泉宿かという錯覚を誘う。これでビールか日本酒でもあれば夢見心地。ちなみにエビスビールを含む各種ビール、日本酒なども勢揃い。 この他にもいわしの南蛮漬け($6・80)、大根サラダ($10・80)、けんちんそば($9・80)、揚げギョウザ(ゴマのソース付き)($5・50)など単品料理も並ぶ。中でも逸品はサーモンの炙り寿し($ 8・50)。絶妙のあぶり加減が香ばしさを引出して文句なしのおいしさ。昼には、なすと牛ひき肉のカレー丼($9・80)、サーモンのユッケ丼($12・80)、ロール寿しとお惣菜2品($9)などのメニューも並び、定食も$13・80からのお手頃価格。 ランチ時間を過ぎてもカフェとして営業していて、黒ゴマ、あずき、抹茶アイス各$5・50、大福$2・50などの甘味も充実している。和風カップで飲むコーヒーもおいしい。 とにかく「一度のぞいてみて欲しい」といえる店で、昨年3月の開店以来、常連客も急増中らしい。まもなく2階に指圧ルームと「和ファンキー」をテーマにした和雑貨店も開き、日本文化の紹介にも拍車がかかる。この前向きなエネルギーで元気が出るのは間違いない。 ごちそうさまでした!