
香ばしくグリルされた、ピジョンはクセになる味!? $38
サウスヤラにパリの雰囲気漂うレストランが誕生
昨年11月にオープンしたばかりのLes Boucheries Parisiennes、意味は「パリのお肉屋さん」。美味しいお肉を、とにかく楽しんでもらいたい! そんな、コンセプトのレストランにお邪魔しました。
オーナーシェフは、15年間京都の祇園でフレンチレストランを営んでいたフィリップさん。日本では、関西テレビや料理の鉄人に出演したこともあり、ちょっとした有名人だったとか。そんなフィリップさんがお肉の持ち味を最大限に引き出した調理法で、お客様に食べてもらいたいと始めたのが、このレストラン。
店内は、落ち着いた色合いで所々にパリの雰囲気が漂っている。オーダーメードで作られたスタッフのユニフォームは、清潔感があり個性的。耳を澄ますとフランス語の会話が聞こえてきて一瞬メルボルンにいることを忘れてしまう。一番奥の席を陣取るとそこからは、ガラス越しにコンパクトな厨房でテキパキ動くスタッフの姿が見える。席に着くとスタッフが小さな布袋を持ってきた。何かな?と思っていると中にはオリーブ・パンが。一つ皿に置くと残りのパンは袋に入れたままテーブルについているフックにかけておく。
籠に盛ったままにするより乾燥も防げるし、スペースもとらない。そして何より洒落ている。パンは外がサクッ、中がフワッとしていてオリーブの塩が程よくきいている。パンにつけるバターは、フランスから取り寄せているとのこと。
最初の料理はタパス3種。リゾットコロッケは、お米の硬さが調度よくサクッと揚がっている。ラタトゥーユがソースとしてついていて見た目も華やか。もう一つ食べたいと思ってしまうのは、私だけではないはず。スパニッシュ・トルティーヤ、こちらは薄くスライスしたジャガイモが主役のポテト料理。何気にディルなどのハーブが使用されていて繊細な味になっている。サーモンタルタルは、フランス産のクリーミーなチーズが使用され、濃厚な味をケーパーの酸味がすっきりと引き締めている。ワインと相性がよさそうだ。
次は、店内でも大注目だった50センチ以上ある超ロングソーセージとサラダ。ソーセージは、ソーセージ専用フック? に吊るされていて、自分の好きな長さに切り分けディジョンマスタードかシードママスタードでいただく。日本人好みのパキッとジューシーなこのソーセージは、あまりにも長いためにグリルするときに10本に1本は途中で折れてしまうのだとか、なるほどスタッフが慎重に運んできたのも納得。自分たちで切り分ける工程も楽しいシェアに向いた一品。
サラダは、シーザーサラダのように見えるが、食べてみるとマヨネーズベースではなくビネガーベースのさっぱりとしたドレッシング。お肉と一緒にいただくのにピッタリ。
そして、いよいよメインの登場。今回はあまり口にすることのないピジョン!そうハトです。グリルされたハトがホーロー鍋に入ってテーブルへ。ローズマリーもあしらわれ、とっても可愛らしいプレゼンテーション。一緒にでてきた豆の煮込みも小さな鉄の両手鍋に入って可愛い! さて、ハトのお味はというと、濃い!チキンとはまったく違う味。最初は、ちょっとクセが気になるのですが、食べ進むうちにやみつきに。このムッチリ濃厚な味は、食べてみないとわからない!? んっ、隣のテーブルからはガーリックのいい香りが。ステーキも美味しそう、次回はステーキをオーダーしようかなぁ。
もう、お腹いっぱい! と思っていても食べたくなるのがデザート。トレイに並んだプチ・タルトも美味しそうだけど、スタッフの「チョコレート好きにお勧め」のひとことで、フォンダン・ショコラに決定。香ばしく焼かれたチョコプティングにナイフを入れると、中からとろ~りとしたチョコが。外側のサクサクチョコ、中のとろ~りチョコと添えられたブランデー風味のきいたバニラアイスと一緒に食べれば、シ・ア・ワ・セ。
ワインも充実、料理も美味しい、店内もお洒落でスタッフのサービスもいい。だからといって、ガチガチにかしこまっていない。まさに美味しいひとときを楽しむための、レストラン。席数も約100席あり、パーティーにも使えそう。今月ならバレンタイン・ディナーにもピッタリ!
ごちそうさまでした!
Les BOUCHERIES PARISIENNES 268 Toorak Rd. SouthYarra 3141(Toorak Rd.とChapel St.のコーナーからすぐ) Tel: 03-8256-1636
営業時間 ランチ:月~土 12:00~15:00 ディナー:月~木 18:00~22:00 金・土 18:00~22:30(Kitchen Close)
