
ボリュームたっぷりWasabi Tuna $6.50。変わり種巻物のSoft Shell Crab Roll $8.50。新しい食感、一度食べると病み付きに!?
「こんなお店があったらいいな」が実現した、気軽に寄れる和食屋さん
毎年THE AGEのGOOD FOOD GIDEに載るKewの「Ocha」のオーナーが、新しいコンセプトのJapanese Take away/Diningの店をオープン。
食事に行きたい。でも小さい子供がいると連れて行ける店は決まってしまうし、連れて行っても気が引けてしまう。これは子供のいる家庭では、誰もが経験することだと思う。
オーナーの吉田さんは4児の父である。自分に子供が生まれてからというもの、気兼ねなく、家族の誰もがおなかいっぱい、楽しく美味しいものを食べられる日本食レストランを作りたいという気持ちが募ったそうだ。そんな思いからできたのが、この「OCHA 2 go」。
KewのOcha(156 Pakington St, Kew Tel: 03-9853-6002・要予約)のクオリティはそのままに。「2 go」はTake away の「to go」をもじって店名が決まった。
環境に優しい紙のお持ち帰り容器
子供用のドリンクや食器の他に、日本のビールや日本酒も揃っている。
食べやすい大きさで、じわじわっと辛さが広がる、Kimchi&Pork Pancakes。$5.50
底のご飯までほんのり味がついていて美味! Sukiyak $11.50
左端がオーナーの吉田さん。細やかな心遣いの行き渡るスタッフが勢揃い。
店構えは明るくモダン。壁には忙しさの象徴、渋谷の雑踏をモチーフにアーティストが描いた絵がある。「お持ち帰り」の人が待つ間も席に座って雑誌や新聞を読んでリラックスできる。頼んだメニューができあがると、正面のデジタル掲示板にナンバーが出て知らせてくれる。もちろん電話で予約しておけば、待たずに持って帰ることが可能だ。
店内で食べる時はレジでオーダーをし、番号札を持って好きな席につく。なるほどこれなら一人でも友達や家族大勢で来ても気軽に食事ができる。店員に頼まなくても自由に小皿などが使えるように、お店の真ん中にサービスステーションがある。子供用の皿やお絵かきセットまで置いてある心配りが嬉しい。
お持ち帰りの容器は、ほとんどが環境に優しい紙製の箱だ。紙のほうがコストはかかるが、保温性があり、もれないからという理由もあって使っているそうだ。
お茶などソフトドリンクはティーバック(2ドル)で、好きなだけ自分で飲める。グラスワインは(4.50ドル)という安さ。
さていよいよ試食。スタッフの一人が考案したというKimchi&Pork Pancakes。韓国のチヂミを日本人向けにアレンジした豚肉とキムチ入りお好み焼き。刻んで入っているキムチがサクサク。ごまとビネガー入りのタレをつけると2度いける。ビールにも合う。
ランチだけのラップ、Wasabi Tunaにもトライ。わさびマヨネーズであえたツナがレタスやきゅうりなどの野菜とマッチ。 Soft Shell Crab Rollは、香ばしくカラごと揚げてあるカニに味がしっかりついている。アボガドときゅうりが合って、これまた日本人好み。上品かつ繊細な味わい。
食べきれなくなったSukiyakiは「お持ち帰り」にさせてもらった。編集部に戻って男性スタッフが試食。いわゆる牛丼なのだが、ご飯がぎっしり、その上ににんじん、いんげん、ズッキーニと野菜がどっさり。春雨と豆腐も入ったうえに、絶妙なツユだく加減がパーフェクト。すき焼きのノリでアツアツに生卵をかけて食べたい旨さ、とたちまち人だかりができた。持ち帰って、たとえ冷めても美味しく食べられるようしっかり味がついていることがわかった。男性にも間違いなくボリューム満点、ヘルシーだ。
デザートにアイスクリーム(6.50ドル)、ケーキ(3.50ドル)も揃っていて嬉しい限り。
Take awayの気軽さに、日本の定食屋さんの温かさ、家族思いの心遣いが加わり、料理を楽しむ環境が整っている。次回は家族を連れて行ってみようと思う。
ごちそうさまでした!

