TAFEか大学か?! - 留学問答集 - Dengon Net

TAFEか大学か?!

2005-12-05

問:進学を控えていて、TAFEにするか大学にするかで迷っています。どちらの学校へ行けばよいでしょうか?

答:留学で培った経験を活かす方向を考えることで、どちらに進めばよいかという答えが見つかると思います。

来年から始まる新学期に向けて進学先を検討されている学生も多いと思います。着々と進学に向けて手続きを進めている学生もいれば、これから進学先の検討を始める学生もいると思います。まだ進学先を決めかねている方にはTAFEと大学のどちらの選択かで悩まれる方も多いのではないでしょうか?

TAFEと大学の違い

TAFEは、Technical And Further Educationの略称で、州立の専門学校という位置づけです。職業に直結した実践的なカリキュラムを中心に構成されており、卒業後には即戦力として働ける人材の育成の場として幅広く知られています。

それに比べて大学は学術的で理論学習やマネージメントが中心となり、卒業後も指導者もしくは知的労働者としての役割を担う人材育成を主に行います。

極端な例ではありますが、TAFEや大学で共にあるBuildingの講座の場合、大学では建築学や歴史、人材(資材)管理や統計学、力学など学術的な内容が中心となるのに比べ、TAFEでは資材の裁断や掘削、測量やレンガ積みなど実践的な内容が中心となります。

TAFEと大学のどちらにも共通する学習内容がありますが、TAFEでは職場の最前線を担う人材の育成を目指し、大学では管理者を育成する役割を担っていると考えるとわかりやすいですね。

TAFEで得られる学位

TAFEでは、CertificateコースからDiplomaコースまで学位レベルが分かれており、期間と就学内容によって学位が分けられています。期間が長くなるほど学位レベルが高くなり、Certificate~CertificateⅣまで段階的に高度で専門的な技術習得を得ることができます。Diplomaになると日本での短大卒と同等の学位として認められます。

修学期間は、Certificate~CertificateⅣコースで10週~1年、Diplomaコースで1~2年程度となっています。 TAFEの学位はAQF(Australian Qualification Frameworks)と呼ばれる国内基準(オーストラリア政府による統一された講義概要)に基づいて評価されるので、オーストラリア国内のどこのTAFEで就学した内容であってもオーストラリア全土で認められます。

大学で得られる学位

大学では学士課程(Bachelor Degree)から修士課程(Master Degree)そして博士課程(PHD)まで分かれています。学士課程での専攻と修士課程との間に(Post) Graduate Certificateや(Post) Graduate Diplomaコースといった、学士課程と専攻が異なる修士課程に進学する学生に向けた修士課程進学準備講座があります。

これらの講座は、日本の大学教育にはないシステムなので明確な位置付けはされていませんが、便宜上大学院(Postgraduate)の講座として案内されています。また、幾つかの大学では修士課程の初年度の講座として組み込まれている場合もあります。

修学期間は、学部によって異なりますが学士課程で3~5年、(Post)Graduate Certificateで半年、(Post)Graduate Diplomaで1年、修士課程で1.5~2年程度となっています。   卒業後のプランに合わせた選択を考えた場合、実践的な学習内容から実務スキルを習得したい場合ではTAFE。管理や指導者的な役割を持つポジションを目指す場合や国家資格(会計士・弁護士・医師など)の習得を考えている場合は大学へと目的を合わせて進学を検討するのが良いですね。