Q: 次のセメスターから本科コースの入学が決まっているのですが、授業についていけるかどうか心配です。本当にそのまま進学して大丈夫でしょうか?
A: 進学英語コースに参加することをお奨めします。進学英語コースでは、本科で必要になる英語スキルがしっかりと備わりますよ。
目標にしちゃいけない、最低入学基準
進学する上で必要になる英語力基準。TAFEの入学基準でIELTS5,5~、大学でIELTS6.0~といわれますが、上記の基準はあくまで「最低」英語入学基準であることを忘れてはいけません。上記の点数を獲得したからといっても、それで慢心していると、入学後の就学に支障を来たす恐れが充分にあります。進学を希望する学生が目指す点数は「最低」英語入学基準ではなく、それよりも上の点数を目指して当然なのです。
TOEFLやIELTSで入学できても卒業はできない
TOEFLやIELTSのスコアの点数だけでTAFEや大学に入学した場合、授業についていけなくなる恐れがあるのをご存知ですか?
試験対策用の英語学習は、出題の傾向と対策を理解して模範解答に徹する英語力を養います。試験の点数を上げることを目的としており、決して実際の講義で求められる英語力を養うわけではありません。
大学や専門学校に進学した留学生の中途退学率は、進学初年度が全体の70%を占めるといわれています。その最大の理由が「講座が理解できない」「学生や先生とのコミュニケーションが取れない」「満足のいくレポートが提出できない」または「評価されない」といった英語力が関わる問題が多いのも、英語試験スコア獲得に偏重した結果だといえます。
TOEFLやIELTSの点数獲得は、あくまで進学に向けたステップの一つに過ぎないということを忘れないでください。
大切なのは、本科に入学してから使える英語学習
大学や専門学校への進学を目指す場合、入学に必要な英語試験に求められる英語力育成を目指すだけではなく、入学してから求められる英語力を伸ばすことも心がける必要があります。多くの語学学校でE.A.P.コース(進学英語コース)を開講していますのでTOEFLやIELTSで入学基準を満たした点数を持っている人でも積極的に受講することをお薦めします。E.A.P.コースでは、講義で必要になる英語能力の習得(論文など学術文書の書き方、ノートの取り方、効率的なプレゼンテーションの進め方、文献検索方法、文献読解など)を中心に構成されており、大学や専門学校では当然のように求められる英語能力の育成を目指します。
また、入学英語基準ギリギリの方は、無理をして進学を目指すよりも、充分な英語力を身につける為に入学時期を見送る勇気ある決断も必要です。
入学時期を延期することは遠回りのように感じられますが、入学後に英語力が原因で中退して時間と授業料を無駄にしてしまうことを考えると、賢明な判断であるということが後々理解できるはずです。最後に、充分な英語力を持って進学すれば、多くのことを講義から吸収できる理解力が備わっており、学習も楽しく有意義な留学生活を過ごせます。これが何よりも大切です。
カウンセラーから一言アドバイス
多くの先輩からのコメントで、E.A.Pコースの受講は生涯の中で最も「勉強した」思い出深い期間だと記憶されている方も多いようです。とにかく毎日の課題と膨大な読書量、そしてたび重なる先生からのプレッシャー…。辛くもありますが、その苦しい時期を乗り越えたからこそ、本科コースでオーストラリア人学生と対等に勉強できているという実感があるそうです。「もし、E.A.Pコースを受講しないで進学していたら…? と考えると今でも寒気がする」と語った学生さんのコメントが今でも思い出深いです。
