
1986年に開校したHawthorn-Melbourneは、一般英語からMelbourne大学へのブリッジングまで揃えるMelbourne大学の持つ英語学校です。学生達の大半はPostgraduateを目指して勉強中というだけあり、キャンパスの中には堅実な雰囲気が漂う一方、学生専用施設の充実ぶりには目を見張るものがあります。今回紹介するEAP2コースでは、オーストラリアでの大学進学に備えた英語を学んでいます。
キャンパスはメルボルンCBDの東に位置する閑静な高級住宅地Hawthornにあります。緑に囲まれた敷地内は、学生専用のジム、バスケット、スカッシュコート、バーベキューの楽しめるコートヤード、ドラマスタジオと、郊外ならではの施設の充実ぶりです。

▲生徒が信頼をおくアニー先生。
アニー先生の教える教室に入ると、ホワイトボードは色とりどりの折れ線グラフで埋まっていました。
「今日はライティングで、折れ線グラフの説明の仕方を勉強しています」。アニー先生に指された学生達が自分の書いた文章を発表し終わると、もう一度授業のポイントを復習。アニー先生のレクチャーは無駄がなく、学生からの質問にも要領良く答えながら、テンポよく進んでいきます。学生達も無駄話は一切なく、誰もが真剣で、同じ目標に向かって学んでいるといった空気が肌で感じ取れるほど。最後に、指名された学生が4人ずつ交代でホワイトボードの前に立ち、先生の表現に従ったグラフを書いていきます。
「売り上げのグラフです。数値は急減し、安定してから折れ曲がり、序々に増加していきます・・・」。
それぞれのグラフを添削し、学生全員に順番が回って、1時間のランチブレイクに入りました。
EAP2には現在3クラスあり、アニー先生の担任するクラスにはアジア、中近東などからの15人の学生がおり、そのほとんどはIELTS受験の後、大学・大学院進学を目指しているそうです。
「IELTSを直接受験する人、IELTS Preparationコースに進んでから受験する人と分かれますが、いずれにしても来年2月からの本科入学という近い目標があるので、誰もが一生懸命です」とアニー先生。同コースでは大学に入ってからの勉強法、たとえば、リサーチの仕方、レクチャーノートの取り方、プレゼンテーションの仕方、教科書の読解方法、エッセイの書き方などを中心に学びますが、そのほとんどはIELTS対策の勉強と似ているそうです。
「ほかの国からオーストラリアの大学に進学しても、文化も授業内容もまったく違います。留学生は大学での勉強法をしっかりと習う必要があるんですよ」(アニー先生)。
プログラムは10週間ですが、年間9回、5週間毎に入学日を設けているので、思い立ったらすぐに勉強できるという利点があります。テストは入学時、4週目、9週目にあり、成績の内容をチェックしながら学生各々の進路を決めていきます。
また、SCOPE Programというアクティビティーも充実しており、週末、ホリデー中の旅行、英会話、映画、スポーツなどを通して、英語の練習や友達作りに役立っています。
「入学直後の学生は、緊張しているし、英語に自信がないから、シャイになりがちなんですが、数週間すると英語に自信が出てきて、友達と冗談を言い合ったり、授業で発言したりします。彼らの、そんな自信を持っていく様子を見ているのが教師としてうれしいです」とアニー先生。
教師へのトレーニングもしっかりと行われているという同校。教える側の進歩があるからこそ、教えられる側の進歩もあるといえるようです。
Hawthon-Melbourneってこんな学校!

伊志嶺真さん
入学して5週間
日本の大学では大講義が多くて、学生は聴いているだけが多いけれど、このコースは人数も少ないし、みんな積極的なので、やる気にさせてくれます。先生は国柄による学生の違いを考えて、みんなが授業に参加できるように工夫してくれます。英語を勉強したことによって、将来自分の働く場所を日本だけに限らず、ほかの国にも選択肢を広げられたらいいなと思います。

大木秀一郎さん
入学して5週間
2年前にHawthorn-Melbourneのほかのコースに通っていましたが、当時より今の方が勉強もアクティビティーも充実していて、本来の学生生活を満喫しています。先生は親切に指導してくれるし、担任が2人なので、教え方も違い、変化があって飽きないです。来年から大学院で環境学を勉強し、将来は北欧などでPHDを取るのが目標です。
